アン ミカ「私だけどんどん取り残されていく」40歳で結婚、42歳から4年に及ぶ本格的な不妊治療をした結論と今
40歳で結婚したアン ミカさん。子どもの頃から子どもは欲しかったと語るアン ミカさんが、どのように夫と子どもについて話し合い、不妊治療と向き合っていたのか(全5回中の5回)。 【画像】「初めて見ました」アン ミカさんご夫婦の結婚式の貴重なお写真「ドレスはもちろん、和装も似合う!」(全12枚)
■うちの子どももきっと可愛いよね ── 38歳で旦那さんと知り合って40歳で結婚されましたが、子どもについてどのように考えていましたか? アン ミカさん:私は幼い頃から子どもは絶対欲しかった。小学生のときの文集に「将来お母さんになる」って書くくらい憧れていたし、親戚の子どもや通っていた教会の子どもも見ていて、とにかく子どもが好きで、子どもがいない人生は考えられなかったんです。
ただ、旦那さんは結婚する前から「僕は子どもはいらないんだ」と言っていて、「僕自身が子どもみたいな感じだから、子どもには好かれるけど自分が子どもを持つ気はない。それでも結婚してもらえますか?」とプロポーズされました。結婚したら変わるんだろうと期待して結婚しましたが、そのまま2年が経ちました。 ── 40歳から42歳になって。 アン ミカさん:結婚したらいつか自然にできるだろうと思ったし、私の家系は子どもができやすい家系だったので、少し高を括ってていたんですよ。それでも42歳になった頃から年齢的にも焦り出して、タイミング療法を試みても全然ダメ。私はもともと甲状腺の病気で橋本病を患っているので、それが子どもができにくい原因なのかとか思ったこともありました。ただ、病院で子宮や卵巣を診てもらうと卵子の質はよかったんです。
時間ばかり過ぎ、いよいよ本格的に焦ってきたところで旦那さんに体外受精を頼みました。ちょうどその頃、私たち夫婦の周りで国際結婚したカップル、5、6人のグループだったんですけど、その人たちが一気に子どもができ出して、うちだけ子どもがいなかったんです。友達家族と会うたびに、あまりに可愛い子どもたちに囲まれたら、旦那さんが「うちの子どももきっと可愛いよね」と言い出して。そこから旦那さんも子どもが欲しいといったモードになってくれて、2人の未来のビジョンの話し合いの結果、協力的になってくれました。