契約延長の角田裕毅、ボーナス上乗せ? レッドブル重鎮マルコ博士明かす「他チームからも問い合わせがあったからね」
レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士は、RBが角田裕毅と契約を1年延長したことについて語り、角田のボーナスを上乗せしたと明かした。 【動画】角田裕毅、2025年RB残留決定に喜びのコメント F1カナダGPの予選直前、RBはプレスリリースを配信し、角田との契約を更新したことを明らかにした。そのプレスリリースには”契約上のオプション”を取ったと記されていた。 この契約延長発表直後の予選で角田はQ1を2番手、Q2を4番手で通過し、Q3へと進出。Q3では8番手に終わったが、それでも好調な走りを披露した格好だ。 予選後、角田は契約延長によりモチベーションが高まったのではないかと尋ねられたマルコ博士は、次のように語った。 「彼は契約延長に値するよ」 マルコ博士はSurvesTVに出演し、そう語った。 「今シーズンは間違いなく、彼にとって最高のシーズンになっている。他のチームからも、彼の獲得について問い合わせが来ていた」 「我々は契約を延長しただけでなく、ボーナスも上乗せしたんだ」 なお予選ではダニエル・リカルドも5番手に入るなど、今回のRBはいつもに増して好調。雨混じりになるとの予想も出ている決勝に向けては、良い状況にあると語った。 「リカルドは今週末特に力強いパフォーマンスを見せた。ユウキも一時上位にいたから、方向性は正しいはずだ」 「明日は間違いなく、ずっとドライのままではないと予想できる。その点からすると、オールラウンドでいいマシンになってるね」 一方でレッドブルとの契約を2年延長したセルジオ・ペレスは、Q1敗退となった。これについてマルコ博士は、心理的な問題だと思うと語った。 「これはマシンの問題ではないはずだ。マックス(フェルスタッペン)の結果を見ればそれが分かる。おそらく、心理的な問題だろう」 「接戦だったし、状況が変わると彼にとってははるかに難しい状況になる。しかし既に(今年のQ1敗退は)3回目だというのは辛いことだ」
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