ロシアの空爆で12人死亡、ゼレンスキー氏「対抗できるのは武力のみ」
【AFP=時事】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は6日、同日行われた2回の空爆で少なくとも計12人が死亡した事態を受け、ロシアと同国のウラジーミル・プーチン大統領を非難した。 【写真】ロシアの支配地拡大、11月は22年3月以来最大規模 冬が到来する中、ロシアはウクライナへの攻勢を強めている。ゼレンスキー氏は一連の空爆について、ロシアが3年近く続ける侵攻を終結させるための合意に関心がない証拠だと訴えた。 当局によれば、空爆では南部ザポリージャ州で少なくとも10人が死亡、ゼレンスキー氏の故郷クリビーリフで2人が死亡した。 ゼレンスキー氏はテレグラムへの投稿で、「ロシアは、この戦争中にこのような空爆を数千回実施してきた。プーチンが真の平和を必要としていないことは火を見るよりも明らかだ」と主張。 「これに対抗できるのは武力だけだ。真の平和を確立できるのも武力だけだ」と続けた。 ザポリージャ州のイワン・フョードロフ知事は、ロシアの攻撃による爆発でガレージとガソリンスタンドが火災に見舞われ、24人が負傷したと明らかにした。その中には生後4か月の女児や、4歳と11歳の子ども2人も含まれているという。【翻訳編集】 AFPBB News