16年ぶりの「東京ダービー」にFC東京の長友佑都「やっぱり格別。すごいアドレナリンが出ましたね」
◆明治安田J1リーグ▽第8節 東京V2―2FC東京(13日・味スタ) 16年ぶりにJ1で実現した「東京ダービー」は2―2で引き分けた。 両チームの選手で唯一16年前の東京ダービーを経験している日本代表DF長友佑都は後半28分から途中出場。左サイドバックでプレーし、チームを活性化させた。前半は一人退場者を出すなど0―2で折り返したが、途中出場のFW遠藤渓太が後半23分、同49分のゴールで土壇場で引き分けに持ち込んだ。試合後、長友は「東京のプライドというか、このスピリット、諦めないっていうことを見せられたんじゃないかなと思いますし、絶対に流れを変えてやろうという強い気持ちで僕自身も入れたし、勝てなかったのは残念ですけど、この状況で引き分けに持ち込めたのは良かったなと思います」と前向きに捉えた。 試合前からサポーター同士があおり合うなど、3万1746人が来場した一戦は、異様な雰囲気が漂っていた。そうした中での一戦を終え「やっぱり格別だなというのがありますね。J1のどんな試合よりも自分は興奮したし、すごいアドレナリンが出てましたね」と振り返った。 この試合前まで過去のJ1での対戦成績は6勝2分け6敗だったが、これで6勝3分け6敗となった。次のダービーは8月17日に行われる。「後半10人で示したようなスピリットを、自分たちがJ1に長くいる、戦っているチームなんだと、東京というチームなんだっていうことを、しっかりともっと示せるようにやりたい」と誓った。
報知新聞社