手軽で強烈! 身近な大物「コイ」 食パンで釣る「パン鯉」とは!? 「ポイント・仕掛け」解説&実釣!
誰でも簡単に釣ることができる身近に潜む大物、それがコイ(真鯉)だ。この記事では、釣りエサに食パンを使用してコイを釣る「パン鯉」を紹介する。 ■【画像】アツい駆け引きが魅力! 見事に食パンで釣りあげ姿を現した、野性味あふれる丸い魚体&秋のポイント実見(写真をすべて見る)
■コイ釣りに適したポイントとは
コイが潜む場所は湖や野池、河川など、身近にある水辺のほとんどと言っても過言ではない。 河川で釣りをするのであれば、流れの速い流心ではなく流れの緩い場所。パン鯉で釣る場合、ほとんど流れのない淀みのようになっている場所がよいだろう。 橋の上から見下ろせるようなポイントであれば、悠々と泳ぐコイの姿を目の当たりにすることも珍しくない。
■仕掛けはシンプル、エサは食パン
今回使用したタックル(釣り道具)は8ft台のトラウトロッドに、リールはシマノ製の2500番、メインラインにPE1.0号を使用し、ショックリーダーは20lb。仕掛けはラインの先に釣り針を1本付けただけと、至ってシンプルな構成だ。タックルは他にもシーバスタックルやエギングタックルなども流用できる。 釣りエサはパン鯉の名前の由来にもなっている食パンだ。撒き餌としても使用するため、枚数が多く長持ちする6枚切りや8枚切りがおすすめだ。
■実際にコイ釣りに挑戦してみよう
水辺に立ってみてコイの姿を確認できたら、食パンの撒き餌を開始する。親指の先程度の大きさに食パンをちぎっては投げを繰り返す。 10~20分程度撒き餌を続けていると、やがてコイが水面に意識を向け食パンを食べ始める。もし水面の食パンに興味を示さないようなら、食パンを少しこねて撒いてみよう。食パンが沈むようになり、水面に興味がないコイも食べ始めることがある。 コイが食パンに興味を示したら、釣る準備は完了だ。水面や水中の撒き餌を切らさないように注意しながら、釣り針に食パンを付け投入しよう。 大型のコイは泳いでいる姿を見るだけで迫力があるが、その個体が食いついてくる瞬間が見えるとなると緊張感が高まる。
■引きの強さにビックリ! 落ち着いて取り込もう
投入した食パンにコイが食いついたら一呼吸置いてアワセを入れる。食いつくと同時にアワセを入れると針がかりしないことがよくあるので注意。 そしてファイト(やり取り)が始まるが、コイの引きの強さにビックリすることだろう。大型の個体は猛烈に泳ぎまわり、手が付けられないのではと感じるほどだ。 ファイトを続けていると、いずれ疲れが溜まり抵抗力が弱まるので落ち着いて引き寄せ、大型のコイの場合は最後はネットで取り込もう。 陸に揚げられたコイの魚体の迫力や鱗の大きさに、さらにビックリすること請け合いだ。
■遊漁券を購入し、パン鯉を楽しもう
河川の釣りは遊漁規則が設けられており、釣りをする場合は遊漁券が必須となる。必ず購入し、マナーやルールを守り釣りをしよう。 渓流魚やアユは遊漁期間が半年程度であるのに対し、コイは遊漁期間が長い河川が多いのも魅力のひとつだ。 誰でも簡単に魚の強い引きが味わえるパン鯉に挑戦してみてはいかがだろうか。 志太 浩太郎(しだ こうたろう) 釣り大好きパパ。 子どもたちの成長と共に少なくなる一方の釣行を、可能な限り有意義なものにしようと奮闘中。 シーバス、ライトソルト、渓流・本流トラウトなどのルアーフィッシングを楽しみ、夏は特に好きな鮎の友釣りで川に入り浸る。
志太 浩太郎