菊池雄星 5回途中1失点でまたしても勝てず チームはサヨナラ負け
ブルージェイズの菊池雄星投手(32)は15日(日本時間16日)に敵地ボルティモアでのオリオールズ戦に先発し、4回1/3を投げ6安打1失点、9三振1四球で勝敗は付かなかった。打者20人に88球。防御率2・60。チームは2―3でサヨナラ負けした。 初回先頭のウェストバーグに右中間席最前列へ先頭打者本塁打を浴びるが、2番ラッチマン、3番マウントキャッスルを連続で空振り三振、4番ヘンダーソンを四球で歩かせた後、5番サンタンダーを3球で空振り三振に仕留め、最少失点で終えた。 2回は先頭マテオに左翼線へ二塁打を打たれるが、後続を空振り三振、一飛、捕邪飛に抑え無失点。3回に味方打線が奮起し、ビシェットの2点適時二塁打で逆転した。 3回は簡単に二死を取ったが、3番マウントキャッスルにカーブを中前へライナーで運ばれた。続くヘンダーソンは一ゴロに打ち取った。 4回は2本の安打で一死一、二塁、さらに捕逸で二、三塁のピンチを迎えた。しかし、マキャンをカウント1―2からの4球目、チェンジアップで空振り三振。ムリンスにはカウント2―2からの5球目、ストレートで見逃し三振に仕留め無失点で切り抜けた。 しかし、5回一死後、ラッチマンに右前打を許し、マウントキャッスルを迎えたところで降板となる。球数88球で余力はあったと思われるが、実況したアナウンサーは「マウントキャッスルとの対戦成績が(この試合の2打数1安打も含め)17打数8安打(4本塁打8打点)だからだろう」と解説。この場面は2番手ポップがしのいだが、9回にロマノがラッチマンに逆転2ランを被弾してサヨナラ負けした。 今季の菊池は9試合に先発し2勝3敗。この試合を含めて4試合白星が付いていない。しかし、防御率2・60と安定し、投球回52を上回る55三振を奪っている。チームメートを信じて投げ続ければ勝利は付いてくる。
東スポWEB