負けられないトヨタヴェルブリッツ、長良川で花園近鉄ライナーズを迎え撃つ
リーグワンのディビジョン1は第12節を迎える。レギュラーシーズンは残すところ5節のみ。優勝を争うプレーオフトーナメントに向かって、トップ4に可能性を残すチームにとっては負けられない5試合だ。4月6日(土)、岐阜メモリアルセンター長良川競技場では、8位のトヨタヴェルブリッツ(トヨタV)と12位の花園近鉄ライナーズ(花園L)が戦う。トヨタVはトップ4にわずかに可能性を残しており、3トライ以上差をつけるボーナス点を獲得して勝利したい。一方の花園Lは最下位だが、10位以下から抜け出し、ディビジョン2との入替戦を回避する可能性は残されている。入替戦に回ったとしても勝ち切る力をつけるべく、目の前の試合に全力で臨みたい。
トヨタVは前節、静岡ブルーレヴズ(静岡BR)に8-24で敗れ痛い星を落とした。「雨の中での試合で彼らのほうが一枚上手でした」。ベン・へリングヘッドコーチ、姫野和樹キャプテンは同じ言葉を口にした。花園L戦に向けて、報道陣の質問に答えた姫野キャプテンは「課題はリーグワースト3位の反則数です。そして後半のパフォーマンスが落ちること」と話し、この2週間はその修正にも取り組んだと話した。反則に対する意識を高め、後半のパフォーマンスを上げることは花園L戦の課題にもなる。姫野自身も前節、ノーットロールアウェイの反則を取られたため、押さえつけられてもすぐに体を開く練習をした。