中山にひと足早くメリークリスマス! 菊沢一樹「名前に合わせたかのように…」【中山6R・2歳新馬】
中山競馬場に、ひと足早いクリスマス到来だ。21日の中山6R・2歳新馬(ダート1800メートル)は、ルヴァンスレーヴ産駒で菊沢騎乗の5番人気メリークリスマス(牡・小手川)が3/4馬身差で勝利。波乱を演出した。勝ち時計は1分56秒1(良)。 序盤は好位集団を追走。道中ではやや位置取りを下げたが、4コーナー付近で徐々に進出していくと、直線では逃げ粘るエコロカディスを外から一気に差し切った。 単勝18倍という好配当を配布する〝サンタクロース〟となった鞍上・菊沢は「メリークリスマス!」と冗談めかしたうえで「馬が名前に合わせたかのようにみるみる良くなって、今日の返し馬もすごいなと思いました。いい戦いができるなと思っていて、その通りセンス良く強い競馬をしてくれました。これからが楽しみです」と手放しで称賛。 一方、小手川調教師も「上手に競馬をしてくれました。まだ普段はすごい子供っぽいところもあったので、まずは無事に…と。装鞍からパドックから心配だったのですが、よく我慢してくれました」と胸をなで下ろしつつ、レースについては「ポケット(馬群)に入っても全然大丈夫で、そこから外へ出して、本当に味な競馬をしてくれました。スパッと切れる脚はないので千八ダートかなと思います」と適性を見据えた。 くしくもクリスマス間近のこのタイミングでデビューしたことについては「オーナーとも、入厩のときから使うタイミングまで逆算していて、除外もなく投票も決まって、結果が決まればストーリーとしては完成かな…と思っていました。あまりにも出来過ぎていたので」とストーリー完遂を喜んだ。
東スポ競馬編集部