【ノアN-1】清宮海斗が小川良成殺法で史上初GHC王者かつN-1優勝を達成「最後本当に過酷な中で出した技が小川さんの技」
プロレスリング・ノアは真夏の最強戦士決定戦『N-1 VICTORY 2024』優勝決定戦9.1大阪・エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第1競技場大会を開催した。今年は初参戦の選手も多く、WWEの下部組織であるNXTからも未来の有望株が参戦。また女子プロレスのマーベラスの代表である長与千種が、ウエストコーストプロレスから連れて来たタイタス・アレクサンダーが飛躍するなど、新時代の到来を感じるようなリーグ戦だった。 【動画】引退した師匠への感謝を叫ぶ清宮海斗「レスラー生活、お疲れ様でした!」 決勝では、ライバルでありオール・レベリオンの同志でもある清宮海斗と拳王が激突。2人はこれまで数々の遺恨ある闘いを繰り広げてきたが、ノアの改革を旗印に共闘してからシングルで当たるのはこれが初めてとあって、遺恨なきライバル対決となった。 しかしGHCヘビー級王者の清宮は、同王座を保持しつつN-1初優勝を狙うため、この一戦にGHC王座を懸けると宣言。N-1決勝戦にノア最高峰のタイトルマッチが加わることになった。お互いにこれまで幾度となく対戦して来ただけに手の内はわかっており、一進一退の攻防が続く中、最後は解説席で見守る先日引退した小川良成さんが全日本プロレス時代から使っていたアームドラッグからうまく片エビ固めで丸めてカウント3。清宮は拳王が知らない技を出すことで今回の対決を制している。 新日本プロレスの『G1クライマックス34』では、清宮と同じく小川一門のザック・セイバーJr.が決勝で4の字ジャックナイフを披露し、優勝後には小川さんに対して感謝の言葉を口にしていた。新日本、ノアの2団体の最強戦士決定戦の決勝の舞台で小川さんの引退が与えた影響は大きい。 試合後に清宮は「アームドラッグというのはずっとずっとノアの基本的な技だけど、たぶんわからないけど、俺一番やってたんじゃないかなって。やるほうも受けるほうも含めて、ずっとやってたんじゃないかなっていう風に思いますね。それが最後に出たというのは、出そうと思って出したわけじゃないけど、やっぱ常に今年のN-1でひとつどうしても自分の中で心の残りで言えてないことがあって。本当に若手が生意気なことしてしまって、もしかしたら鼻につくことだったかもしれないけど、それでも最後本当に過酷な中、出した技というのが小川さんとやった技ということですかね」と最後に出た閃きが小川教室で学んできたアームドラッグだったというが「まあ、別にこれからも出していくとか、そういうことじゃなくて。本当に自分にとって常に軸となっているものなんで。これを小川さんが驚いてくださるぐらい、オッと思わせるぐらい。まだまだ今日の1回ぐらいじゃ思ってもらえないと思っているんで。もしね、本当に清宮海斗の試合が耳に届いた時に、小川さんを驚かせるようなレスラーになってやろうと思います。改めて本当に小川さん、ありがとうございました」とこれからも清宮が成長する姿を小川さんにも見せていく。
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