【高校野球】東北文教大山形城北が6年ぶり3度目の東北大会切符…佐藤充樹投手が7回1失点…山形県大会準決勝
◇春季高校野球山形県大会 ▽準決勝 東北文教大山形城北8-1酒田南=7回コールド=(25日・鶴岡ドリーム) 東北6県で準決勝が行われ、勝利校が東北大会(6月14~18日・宮城)出場を決めた。山形は東北文教大山形城北が酒田南を8―1の7回コールドで下した。 コースを丁寧に突いて凡打の山を築き、東北文教大山形城北・佐藤充樹投手(3年)が6年ぶりの東北大会切符を引き寄せた。先発して7回を投げ抜き5安打、2奪三振ながら1失点にまとめて「立ち上がりが課題だったけどストライク先行でいけたのが良かった」と納得の表情だ。スライダーやチェンジアップなどの変化球を交え、相手に的を絞らせなかった。 昨秋までは制球を乱す場面が多く、課題克服へ冬場は下半身強化やゴムチューブを使っての体幹強化などに取り組んだ。また投球時、踏み出す左足の歩幅を一歩分広くしたことで「ふらつかなくなったし、投げやすくなった」。鍛えてきた体と感覚がピタリと合い、制球力が向上。この日も1四球と安定した投球を見せた。東北大会に向けて「緊張するだろうけど自分の投球をしていきたい」と、大舞台でも淡々とアウトを重ねていく。(有吉 広紀) 〇…鶴岡東は日大山形に4-0。昨秋県決勝と同一カードで日大山形を返り討ちにし、2年連続の東北大会出場を決めた。5番・三塁の小林優星主将(3年)が、4回1死一塁で右中間へ先制の適時二塁打。5回にもタイムリーを放つなど3打数3安打2打点と活躍を見せた。「打撃に関しては悪いところはなかった。一人一人がやるべきことをやっていこうと話していた」と振り返った。
報知新聞社