月100時間超の残業も「管理監督者だから」賃金なし… 退職後、裁判で「1500万円」回収した元課長の逆転劇
雑感
裁判所に持ち込まれているのは氷山の一角だと思います。Xさんのように、残業代をもらえていない人はカナリいるでしょう。 ちまたの会社では「チミは管理職になったんだから残業代ナシだからね!」というワードが乱舞していますが、ほぼ違法です。管理職=法律上の管理監督者ではありません。裁判所では上記の3要素を検討して管理監督者かどうかが決定されます。 そして、管理職で残業代をもらっていないアナタは、裁判所に持ち込めば残業代を獲得できる可能性が高いと考えます。
相談するところ
会社を辞めてからになると思いますが、残業代を請求する方法としては、労働局(https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shozaiannai/roudoukyoku/index.html)があります(相談無料・解決依頼も無料)。 労働局からの呼び出しを会社が無視することもあるので、そんな時は社外の労働組合か弁護士に相談しましょう。 今回は以上です。これからも労働関係の知恵をお届けします。またお会いしましょう!
林 孝匡(弁護士)