佐藤琢磨、インディ500での3勝目を目指し調整中「2月前には発表できるようにしたい」
佐藤琢磨は、2025年のインディ500参戦に向けて調整を続けていると語った。 先日発表されたホンダ/HRCの2025年四輪モータースポーツ参戦体制には、佐藤琢磨は引き続き2025年もインディカー・シリーズに挑戦する予定であることが記載されている。しかしチーム名などはTBA(後日発表しますという意味)と記されていた。 【動画】佐藤琢磨が2勝目を挙げる快挙!:2020年インディ500ハイライト 佐藤は以前、2025年も2024年と同様、インディ500での3勝目を目標にチャレンジを続けたいと語っていたが、準備・交渉の状況に変化はあったのか? それについて尋ねると、佐藤は次のように明かしてくれた。 「2025年度のチーム体制を調整中というのは、今も変わらずです」 佐藤は、参戦体制発表会の場でそう明かした。 「インディ500で勝つためには、今年の経験も踏まえてチーム体制にはこだわっていきたくて、ある程度時間が掛かります。ただそのインディ500も、体制を整える期日は決まっていますし、それは迫ってきます。それまでに納得いくパッケージがどこまで整えられるかということですが、個人的なプログラムとしては今まで通り全力でやっています。もう少しお待ちいただきたいです」 「参戦のための準備のことを考えたら、2月前には発表できるくらいじゃないといけません。そうしないと、スポンサーシップも含め、遅すぎてしまいます。だから、そこまでには全部決めていきたいと思っています」 2025年は、太田格之進がIMSAの3レースに参戦するために渡米することも決まった。太田は佐藤がインディ500を走る姿をぜひ観戦したいと言う。そして佐藤も、その太田の期待に答えられるよう、インディ500出走に向けた準備を全力で進めていくと誓った。 「せっかく格之進もインディ500を観たいと言っていますしね。観客席からふたりで並んで見るのは、ちょっと寂しいから笑」 「自分が挑戦している姿を側で見てもらって、きっちり学んでもらいたいと思っています」 「応援してくださるファンのみなさんに、早く良い報告ができるように頑張ります。自分としては、チャンスが少しでもある限り、挑戦を続けたいと思っているし、そういったチャレンジが、次の若手ドライバーにも良い刺激になってくれたらなって思っています。」
田中 健一