【バーレーンインターナショナルT】ヤマニンサンパ6着、キラーアビリティは8着に終わる
現地時間15日(日本時間16日未明)、バーレーンにあるサヒール競馬場でGⅡバーレーンインターナショナルトロフィー(芝2000メートル)が行われ、日本からは参戦した栗東・斉藤崇厩舎のキラーアビリティ(牡5)とヤマニンサンパ(牡6)は、ともに着外に敗れた。 日が暮れても25度という気温の中、12頭立てでスタートが切られると、団野を背に4番枠から出たヤマニンサンパと、Оマーフィーで9番枠のキラーアビリティはともに中団のやや後ろを追走。ヤマニンサンパは最終コーナー手前で後退したかと思えたが、直線で6着まで盛り返した。キラーアビリティは僅かに遅れて8着でゴール。 「2頭ともに雰囲気は良かったし、仕上がっていたと感じました。道中の位置取りも良かったけど、できたらもう少し緩い流れでジワッと進出できる感じになってほしかった。残念です」と斉藤崇調教師は振り返った。キラーアビリティのマーフィーは「レース前は自信があったし、道中の感じも良くて、直線に向いたときには勝てると思ったけど、そこから伸びてくれませんでした」と回顧。ヤマニンサンパの団野も「最後はよく追い上げてくれたけど、勝負どころで置かれた分、とらえ切れませんでした」と残念そうに語った。 今後、2頭は一旦帰国するが、キラーアビリティについては来春に3度目の中東遠征も模索。ヤマニンサンパは右回りの適鞍を探していく見通しだ。 なお、バーレーンインターナショナルTを勝ったのは、サッカー・プレミアリーグ、マンチェスターUの元監督であるAファーガソン氏が馬主兼生産者で、Oオーア騎乗のスピリットダンサー(セン7・Rフェイヒー=英国)。前年に続く同レース勝利で、良馬場での勝ちタイムは2分02秒28だった。
東スポ競馬編集部