神木隆之介“鉄平”の行方は? まさかの裏切りに驚愕…日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』 最終回直前、第8話レビュー
神木隆之介主演の日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』。本作は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大なヒューマンラブエンターテインメント。さっそく、第8話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】 【写真】神木隆之介“鉄平”の行方が気になる…。貴重な未公開写真はこちら。ドラマ『海に眠るダイヤモンド』劇中カット一覧
鉄平はどこへ?
爆発事故から4ヶ月が経った1964年。進平(斎藤工)は一酸化炭素中毒でこの世を去り、一平(國村隼)も病床に伏していた。廃鉱した端島から多くの人が去り、島全体を重たい空気が包んでいた。それでも端島に残った鉱員と鉄平(神木隆之介)は、未開発の石炭の層を掘り当てようと奮闘していた。 そんな中、鉄平と朝子(杉咲花)は、人目を忍んで長崎へデートに出かけ、仲を深める。しかし、進平とリナ(池田エライザ)の息子・誠が原因不明の病にかかり、長崎に治療に行くことになる。付き添っていた鉄平は、誠の出生届が出ていないことを知る…。傍から見れば怪しい関係に見える2人を観察していた池ヶ谷虎次郎(前原瑞樹)は、朝子に告げ口をする。 そうした日々が過ぎていき、ついに新区域で石炭を掘り当てた。 現代に時をうつし、いづみ(宮本信子)は、それっきり鉄平が端島に戻ることはなかったこと、虎次郎と結婚したことを玲央(神木隆之介)に話す。また、いづみは和馬(尾美としのり)の勧めで和馬の知人のクリニックで認知症のテストを受ける。それは、認知症の診断書をでっちあげ、いづみから会社の経営権を奪おうという計画だった。しかし、澤田(酒向芳)や玲央の説得によって改心した和馬は、偽の診断書を破り捨てたのだった。 1964年の出来事も、現代の出来事も回を重ねるごとに熱を帯びてくる『海に眠るダイヤモンド』。徐々に明かされていく血縁関係に、視聴者の考察も止まらない。 「最初は玲央が鉄平にルーツがあるのかもと思ってたけど意外とそうでも無いのかな…」「あと大きい謎は日記のことだなぁ。」「サワダージ誠説あるんや?」「藤賢一さん演じる古賀孝明が賢将と百合子の子供であることが確定したので、“澤田が賢将説”は完全になくなりましたね。また、和馬が端島生まれで食堂のちゃんぽんを食べたことがあるのに古賀を知らないということは、どちらかの夫婦が早々と島を出たことになるよね。」など、多くの視聴者が考える謎に言及する意見も見られた。 また、登場人物たちの予想外の行動に振り回される視聴者も。 「こんなに登場人物達と一緒に一喜一憂できるドラマ久しぶり…」「和馬いちいちやかましいなって思ってたのに最後の最後で紙びりっびりにしたのめっちゃ気持ちかったーーやるじゃん!!!!嫌いじゃなくなった笑」「次回予告で賢将と百合子が3人も子どもを授かっていたことがわかり雄叫びてっきり子どもは諦めたんだろうなと思っていたからほんと…2人とも良かったねぇ滝涙」 そして、次回は最終回2時間スペシャルだ。最終回直前で視聴者のボルテージも上がり、来週の放送が待ちきれない様子。 「次で最終回だろうなってのは分かってたけど、2時間スペシャル……?2時間スペシャル!?!?」「終わるん寂しいなぁ」「う来週終わってしまうの?端島の皆の人生をゆっくり見たい」「もう十分すれ違いで苦しいから最後は現代の朝子と鉄平が出会うところが見たいよ、それだけで泣いちゃう」「正直野木さん脚本だから、わー良かったーって終わるわけねぇのよ…」 次回、ここまで残された謎や伏線が我々をどう裏切るのか。最後まで見逃せない。 (文・野原まりこ)
野原まりこ