江戸川南ボーイズ、宿敵・東京城南を下し、G杯予選出場権ゲット!
◆ジャイアンツカップ東京都東支部予選 ▽準決勝 江戸川南7―0青山東京=6回コールド= ▽決勝 江戸川南6―0東京城南(5月19日・志村ボーイズG) 第18回全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップ地区予選出場をかけた支部大会が行われた。東京都東支部では江戸川南ボーイズが東京城南ボーイズを下し、東京予選出場を決めた。 ※ ※ ※ 苦杯をなめてきた宿敵に勝利し、江戸川南ナインの笑顔がはじけた。昨年11月の秋季大会でコールド負け。2月の大田区長杯も6点差で敗戦。ともに決勝で敗れた東京城南を3度目の正直で撃破した。 坂本直之監督(46)が「10回やって1回勝てるか」という相手に選手たちはキバをむいた。準決勝・青山東京戦では鴇田が6回を“完封”し「気合と意地で挑む」と勢いづけた決勝では、ナインが躍動した。 先発・林が強打の東京強城南打線を淡々と打ち取る。「秋は真っすぐ勝負でこのグラウンドでめった打ちをくらった。変化球をしっかり投げた」。縦横2種類のスライダーとカーブで翻弄(ほんろう)。球数制限で7回途中で降板も無失点。「あの悔しさを思い出して」とリベンジ達成に目が潤んでいた。 5番の2年生・近藤が先制タイムリーを含む3安打の活躍。「先輩たちとやっと倒すことができてうれしい」と笑った。2月に敗れて、練習は一段と厳しくなった。「徹底的に精神的にも追い込んだ」と指揮官。主将の野辺は「打てないからバントなど細かい野球を磨いた」と隙を突く走塁やバントを駆使し、じわじわと王者を追い詰めた。 東京城南とは1勝2敗。6月には選手権予選が控える。「五分にしたい」と坂本監督は気を引き締めた。 【江戸川南・登録メンバ】※は主将 ▽3年生 ※野辺泰誠、上野山優翔、村瀬純之介、平川尚幸、野見山桔平、吉野希琉、林悟生、道上仁太、鴇田航望、吉川來斗 ▽2年生 門田英資、近藤陽太、喜入優真、高木樹、村井遥斗
報知新聞社