「本契約でないなら話すことは何もない」 ブロニー・ジェームズの代理人が2ウェイ契約の可能性を否定
NBAドラフト2024を控える今、注目の1人となっているのがレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)の長男ブロニーだ。様々な噂が出回るなか、代理人を務めるリッチ・ポールはブロニーがワークアウトに参加したのはレイカーズとフェニックス・サンズの2チームのみと明かした。また、ブロニーの行き先と今オフにプレイヤーオプションを持つレブロンの動向は関係がないこと、そして2ウェイ契約には関心がないことを改めて強調している。 『ESPN』のジョナサン・ギボニー記者のインタビューに応じたポールは、「もしブロニーを獲得するつもりなら、本契約でないなら話すことは何もないということ、2ウェイ契約では本当に成長するには難しいということを知っておいてもらいたい。レイカーズやサンズに行くかもしれないとか、何位で指名されるとか、そんなことはどうでもいい。チームにフィットするかどうかなんだ」と、ブロニーの成長機会を重視していると語った。 その一方で、レイカーズの指名を示唆しつつ、複数の候補チームの可能性についても言及している。 「ブロニーに興味を示しているチームは他にもある。例えばミネソタ(ティンバーウルブズ)、ダラス(マーベリックス)、トロント(ラプターズ)あたりだ。レイカーズでなければ、他のチームになるだろう。ミネソタはブロニーを獲得したいだろうが、オーナーが誰になるかは分からない。ニコ・ハリソン(マーベリックスGM)はブロニーにとって叔父のような存在だ。もしレイカーズが55位指名権でブロニーを獲得しなければ、ダラスは58位で獲得し、保証契約を与えるだろう。マサイ(ウジリ:ラプターズ球団社長)も彼を気に入っている。31位で獲得する可能性もある。これらのチームにとってワークアウトがすべてではないからね」 また、かつてレブロンはブロニーとのプレイすることについて言及していたものの、ポールは「レブロンから、ブロニーとプレイしなければという考えは無くなった」と、ブロニーの契約がレブロンの動向に何の影響も与えないと語った。 「もし同じチームになれば一緒にプレイする。でもそうでなかったらそれまで。レイカーズがブロニーを55位で指名すれば、彼(レブロン)が再契約するという保証はない。もしそうなら、17位で強引に指名するだろう」 レイカーズは17位指名権をトレードに使うのではと報じられており、ブロニーを指名するのであれば55位になると見られている。もちろん、レイカーズや他チームがブロニー獲得のため40位台のドラフト指名権を手に入れる可能性もあるだろう。 NBAドラフトが近づくにつれ、ブロニーの話題が多くなることが予想される。今季から2日に分けて行なわれるこの一大イベントは、2巡目の指名が例年以上の盛り上がりを見せるに違いない。
NBA Rakuten