「僕がどうこうというよりも」 DeNA・筒香嘉智、チームを日本一に導いた4打点 「来年はリーグ優勝に」
◇3日 SMBC日本シリーズ2024第6戦 DeNA11―2ソフトバンク(横浜) 優勝が決まるとDeNAの筒香嘉智外野手は両腕を夜空に突き上げ、桑原と外野グラウンドで抱き合った。2回に先制ソロを放つと、7点を奪ったビッグイニングの5回には走者一掃の3点二塁打で相手の息の根を止め、自ら4打点をひねり出した。 ◆筒香、お立ち台で絶叫&劇弾にのけぞる牧【写真複数】 「僕がどうこうというよりも、このチームが日本一になれたことに非常に喜びを感じている」。リーグ3位でクライマックスシリーズに進み、阪神、巨人と強豪を次々と撃破。日本シリーズでは2017年に敗れたソフトバンクが相手。見事に短期決戦をものにし、「チームに力はある。いい選手はいっぱいいる」と喜びに浸った。 2回の一発は中堅越えの推定飛距離125メートルの当たりで、日本シリーズでは2017年のソフトバンクとの第5戦以来、通算2発目。「記憶に残る1本になった」とも冷静に振り返った。 今季は古巣に5年ぶりに復帰した。20年に大リーグに挑戦し、レイズなどでプレー。メジャー3年間で18本塁打と結果を残せず、その後はマイナー暮らしが続き、日本球界に戻ることを決断。4月に再びDeNAのユニホームに袖を通し、チームを日本一に導くことを新たな目標に掲げた。 「でも、まだリーグ優勝というのがかなっていない。来年はそこに向けてやっていかないといけない。それが宿題」。今年は下克上を成し遂げて頂点に立ったが、来季こそはレギュラーシーズンを制し、日本シリーズ連覇を目指す。
中日スポーツ