何種類くらいの野鳥を探せる? 都内有数のサンクチュアリ「昭和記念公園」で野鳥観察
冬は寒くてソトアソビを控えてしまう人も多いと思います。そんな人におすすめしたいのが野鳥観察。今回は昭和記念公園での野鳥観察や初級者は何種類の野鳥を見られるのかを紹介します。 【写真】観察してみると美しさに魅せられる野鳥たちを見る(全14枚)
都内でも有数の探鳥地「昭和記念公園」
東京都の立川市と昭島市にまたがる昭和記念公園は180ヘクタールの広さを誇り、夏はひまわり畑、秋には一面に広がるコスモスや自然を楽しめる国営公園です。 園内の至る所で野鳥を観察できますが、その中でも水鳥の池、とんぼの湿地、下の写真のこもれびの丘、バードサンクチュアリ、花木園が探鳥スポットになっています。 種類としては、一年中見ることができる留鳥のシジュウカラ、メジロ、コゲラ。夏にやって来るオオルリ、キビタキ。そして冬には見られる鳥の数がピークとなりアオジやジョウビタキ、イカル、シロハラなどがやって来ます。 またオナガガモのように冬に来るカモも多く、さまざまな種類を観察できます。 撮影した鳥を場所と共にシェアするアプリでは、昭和記念公園で見かけた鳥として100種類以上もの鳥が登録され、これは東京都内では2番目に多い数です。
公園は野鳥観察デビューに最適
野鳥観察ができる場所の中には、自然の中にあるため不便なことが多いのですが、昭和記念公園はベンチやトイレが数多く設置され、脚力に自信がない人も自分のペースでゆったりと回れます。また登山道のように道を塞ぐことを気にする必要もありません。 手っ取り早く観察したいなら水鳥の池のカモ類は大きくて見やすく、優雅に泳いでいるか寝ているので、野鳥観察にはもってこいです。 野鳥の探し方としては、目当ての鳥の鳴き声をYoutubeやアプリで聞いて覚え、それを頼りに探していきます。なかなか覚えられないのですが、鳴き声を聞いたり、実物を見る内に覚えていきます。 筆者は低めの木が多い日本庭園で下の写真に写っているエナガ、コゲラ、メジロ、ジョウビタキのメスの混群の食事タイムに出会い、じっくり観察ができました。 スズメ大の小鳥である下の写真のエナガ、コゲラは探しやすく人慣れしているせいか比較的近くに来る上、鳴き声が特徴的なので初級者におすすめの鳥です。またメジロなどの同じサイズの鳥と一緒にいることもあります。