勤続5年目ですが、今年の昇給は「1%」でした。単純な疑問なのですが、平均の昇給率はどのくらいなのでしょうか?
定期昇給やベースアップの実施割合
定期昇給およびベースアップの実施割合は、企業規模によって異なります。厚生労働省が発表している「令和5年賃金引上げ等の実態に関する調査の概況」によると、一般職の定期昇給やベースアップの割合は表1の通りです。 表1
※厚生労働省 「令和5年賃金引上げ等の実態に関する調査の概況」を基に筆者作成 表1を見ても分かるとおり、基本的には企業規模が大きいほどベースアップの導入率が高く、小さいほど定期昇給の導入率が高いといえるでしょう。
2024年春の平均昇給率は5.58%
平均昇給率は企業規模や従業員数によっても異なりますが、5.58%が目安となります。ただし5.58%はあくまでもの総平均の数値であり、実際は業種や企業の規模によって異なる点も理解しておきましょう。 また、勤続年数5年目で昇給率が1%だったとしても、すでに基本給が高かったり会社業績が悪かったりする場合は十分に考えられる数値です。実際にいくら金額が上がったかを確認し、平均を上回っているか下回っているかを判断するのがよいでしょう。 出典 一般社団法人 日本経済団体連合会 2024年春季労使交渉・大手企業業種別回答状況[了承・妥結含](加重平均) 厚生労働省 令和5年賃金引上げ等の実態に関する調査の概況 結果の概況 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部