バビッシュ・アガルワル氏、ムンバイのナショナル証券取引所（ＮＳＥ）での上場セレモニーにて（８月９日）

（ブルームバーグ）： インドの電動二輪車メーカー、オラ・エレクトリック・モビリティーの株価は急速に上昇しており、バリュエーションを巡る当初の懐疑的な見方にもかかわらず上場を推し進めた創業者の正しさが証明されつつある。

ソフトバンクグループやタイガー・グローバル・マネジメントが出資するオラの株価は上場から２週間足らずで90％近く上昇し、時価総額は70億ドル（約１兆円）を超えた。同社の新規株式公開（ＩＰＯ）はインドでは過去２年で最大規模となり、あらゆる層の投資家が参加した。

株価急伸で、創業者バビッシュ・アガルワル氏は予想よりもはるかに早く目標の評価額に到達。インドのホットなＩＰＯ市場における投資家の旺盛な需要が支えとなった。オラは収益性を巡る懸念で投資家の反発に遭い、ＩＰＯでの評価額を引き下げていた。

フィデント・アセット・マネジメントのアイシュバリヤ・ダディーチ最高投資責任者（ＣＩＯ）は「インド市場の潤沢な流動性は、投資家がより新しいテーマや投資アイデアへのエクスポージャーを求める原動力となっており、電気自動車（ＥＶ）セクターはその最大の受益者の一つだ」と指摘した。

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原題：Ola Electric Shares Surge 90% Post-Debut to Hit $7 Billion Value（抜粋）

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