ダンプカーと乗用車が衝突し転落 乗用車の夫婦2人死亡、娘は重体 ダンプがカーブ曲がり切れず正面衝突か
広島ニュースTSS
12日朝、広島市安佐南区でダンプカーと乗用車が衝突し、乗用車に乗っていた男女2人が死亡しました。 【五十川記者】 「乗用車は本来は歩道の部分に逆さまの状態で、運転席の形跡がないような衝突の激しさがうかがえる状態で止まっています。もう1台のダンプカーは、完全に地面に転落していて、タイヤの形跡は分かるんですが、木の茂みの中に埋もれるような状態で転落しています」 警察によりますと12日午前8時半ごろ、広島市安佐南区上安町のループ橋で、ダンプカーと乗用車が衝突し2台が道路わきの斜面に転落しました。 この事故で乗用車を運転していた男女3人のうち、運転していた川本勝美さん(80)と助手席に乗っていた妻の美知枝さん(76)が死亡し、後部座席にいた40代の娘も市内の病院に搬送されましたが、意識不明の重体です。 【五十川記者】 「推定ですが5m~10mほど道路から下に転落したと思われます。タイヤと土台部分は確認できるんですが、人が乗っていた部分がぐしゃぐしゃになっています」 またダンプカーを運転していた59歳の男性も重傷の見込みです。 現場は急な勾配を緩和するためにらせん状にカーブが続くいわゆる「ループ橋」の片側1車線の道路でした。 【五十川記者】 「現場は、ダンプカー側から見ますと下り坂が続いていて、緩やかな右カーブがあったあとに急な左カーブがあり、カーブが連続しています。衝突した場所は明確には分からないんですが、2台はここから見るとまっすぐ行った斜面のところに転落しているという状況です」 警察によりますと、目撃者の話などからダンプカーがカーブを曲がりきれずに対向車線にはみ出し、乗用車と正面衝突したとみられています。 【近所の人は】 「この向こうに砕石場があったりごみ処理場があるんですよ。トラックが頻繁に通りますよ。(日ごろは)みんな気をつけてゆっくり下りていますよ。螺旋状のループ橋になっていますから」 警察はダンプカーの男性運転手の回復を待って話を聞き、過失運転致死傷の疑いで詳しい事故の原因を調べることにしています。
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