【大学野球】 8年ぶりのリーグVへ 立大のエース・小畠一心「勝ちの数にこだわる」
東京六大学リーグの立大は24日、埼玉・新座市のグラウンドで年内の練習を納めた。来秋ドラフト候補に挙がるエース・小畠一心投手(3年=智弁学園)は来年を見据え「優勝という新チームの目標の達成へ、少しでも力になりたい」と2017年春以来のリーグVへ意欲を見せた。 立大の秋のリーグ戦は、6校で最多の15試合を戦って勝ち点2の4位(7勝7敗1分け)。連勝した東大戦以外は全て1勝1敗となり、勝ち点の行方は3戦目以降で決着した。そのうち勝ち点をゲット出来たのは慶大戦のみ。早大3回戦、法大4回戦で先発した小畠は「18番を付けさせてもらっている身としては、3戦目(4戦目)になった時に勝ち切らないと。その責任は感じています」と悔しさをにじませた。 初めて先発としてフル回転した春のリーグ戦で3勝をマーク。完封も2つ記録し、六大学のエースの仲間入りを果たした。秋は肘のコンディション不良もあり1勝にとどまったが、しっかりと試合をつくる能力はプロのスカウトも評価する。 この日、最後の全体ミーティングのあと、グラウンドでランニングする姿があった。「全てにおいて足りないと思っているので、全部レベルアップしたい。目の前の試合に勝つことが僕の目標。投手として勝ちがつくことイコール、少ない失点で収まっているということ。こだわるとしたら勝ちの数です」と小畠。今春の3勝から1つ、2つと上積みすることが出来れば、8年ぶりの優勝が自然と見えてくる。
報知新聞社