超富裕層の資産を管理するファミリーオフィスはトークン、AI、ゲームに注目:Family Offices Investors Summit
流動性の高いトークンへの投資とAI
デルタ・ブロックチェーン・ファンド(Delta Blockchain Fund)の創設者でゼネラルパートナーのカビタ・グプタ(Kavita Gupta)氏によると、流動性の高いトークンへの投資はアーリーステージ投資と比較して、ますます魅力的に見えるという。 「我々はトークノミクスの興味深い局面に立っている。実績のあるプロジェクトを含むアルトコイン市場が低迷しているにもかかわらず、トークン市場への参入を狙うスタートアップは、ベンチャーキャピタルから異例の高評価を受けている。 この傾向により、流動性の高いトークンへの投資はアーリーステージ投資と比較して、ますます魅力的になっており、暗号資産業界における大きな転換点となっている」(グプタ氏) 100社以上のスタートアップを支援し、Polymath、Polymesh、Matador、Tokens.comなどのベンチャー企業を創設し、スケールさせたことで知られる著名なエンジェル投資家のトレバー・コベルコ(Trevor Koverko)氏は、AI(人工知能)の分野で最も成長が著しい分野としてデータラベリングを指摘し、データをラベリングし、配信して稼ぐことができる「ラベル・ツー・アーン(Label to Earn)」グローバルネットワークの構築の必要性を強調した。 Electric Capitalのパートナー、アヴィチャル・ガーグ(Avichal Garg)氏は、ファミリーオフィスは、AI、ディープテック、分散型金融(DeFi)が長期的なイノベーションと成長を促進する可能性をより認識していると述べた。 「我々の焦点は、確かなリターンと変革的なインパクトをもたらすディスラプティブ(創造的破壊的)なテクノロジーときわめて優れた創業者を見つけ出し、支援することにある。2030年に近づくにつれ、テクノロジーと金融の融合は、精通した投資家にとって新たなチャンスを生み出し続けるだろう」(ガーグ氏)