高速で「オービス“もどき”」急増中!? まさかの“そっくりさん”出現に驚きの声も! 謎の“新設機器”の正体とは
今後「オービス“もどき”」が「犯罪捜査」に使われることはあるのか!?
あわせて筆者は、NEXCOに対しさらに突っ込んだ質問をしてみました。 質問は以下の通りです。
-- ・新設されているETC関連の機器は、料金算出以外に使うことはないのでしょうか ・ETCアンテナ以外に、カメラや赤外線ライトのような装置が前後に付いているようですがなぜでしょうか ・通行情報や映像はネクスコ内でのみ利用されるのでしょうか ・新設機器は全国でおよそ何か所あり、今後も増えるのでしょうか ・設置する場所の基準はあるのでしょうか -- 残念ながら、これらの質問に対しNEXCOからの返答はありませんでした。 後日なんらかの返答があった場合には、改めて紹介することとします。 ともあれ新設されたのはETC深夜割引に関する機器であり、交通取り締まりに関係するものではないことが現段階で確認できました。 ただ、2025年3月末ごろ実施予定の新しい深夜割引の概要資料を見てみると、機器により平均速度を算出するような記載がありました。 もしこれを速度違反の取り締まりに利用すれば、広域で速度を抑止することが可能となります。 したがって、「オービス設置個所だけ速度を落とす」といった走り方はできなくなるとも考えられます。 またフロントナンバーが読めないクルマや、オートバイの悪質な交通違反にも、後方カメラが搭載されたこの機器は捜査の助けになることは間違いないでしょう。 今後こうした動きがあるのかについても、引き続き注視していきたいところです。
【要確認!】オービス(LHシステム)と新設ETC機器の見分け方とは
ここであらためて、オービス(LHシステム)と新設ETC機器の見分け方をまとめてみましょう。
●オービス(LHシステム)の場合 手前に「自動速度違反取締路線」などと書かれた予告看板が数枚設置されている ・撮影ポイントを示す白線マーカーが路面にある ・基本的に支柱上の制御ボックスなどに赤色灯が付いている ●新設ETC機器の場合 ・フリーフローアンテナが下向きに付いている ・後方撮影用のカメラ機器を通過後にバックミラーで確認できる なお現段階では設置準備中のためか、新設ETC機器自体はまだ稼働していないようです。 動き出せば、通過時に車内のETC端末が通過時に「ピッ」などと反応するかもしれません。 ※ ※ ※ 新設ETC機器は、一見するとオービスにそっくりです。 調査時も、前方のクルマがブレーキを踏んだり、急に左車線に移動したりと、明らかにオービスと間違えているような挙動をするドライバーがいました。 これまで通り制限速度内で走ることはもちろんのこと、車間距離を長めにしたり、周囲のクルマの動きには注意して運転しましょう。