トップを追う杉山勝匡が節一を意識する仕上がり/ボートレース津
ボートレース津の「DMM.com杯争奪!バッチこいカップ」は10日に2日目を迎えた。 地元の淺香文武は2、1、2着と好ペースでまとめているが、「いつもエンジンが出てないから、スタート勘が『出てない仕様』に合わされている」と苦笑い。今節は伸びも出足も良い部類と自覚しており、「出てる仕様」にスタート勘を修正する必要があるかもしれない。 一方、杉山勝匡もイン戦を勝ちきり1、2、1着。「メチャ出てますね!」と笑顔が絶えない様子だ。古賀繁輝に教えてもらったペラで、回ってからの行き足が来る形になり、エンジンも良好。今節は伸びも素晴らしく、節イチを意識することができる仕上がりだ。伸びだけで言えば古結宏の方が上だが、古結は回り足を欠いており、試運転番長の様相を呈している。レース足では断然、杉山が上回る。 中村真も3戦すべて2着と安定した走りを見せているが、それを上回る活躍を見せているのが吉田俊彦だ。2コース差しを決め、初日から無傷の3連勝を達成。「杉山勝匡君と同じくらいの足」と語り、上位争いに食い込んでいる。3日目前半の4Rでは6号艇での走りが注目され、ここを乗り切ればトップ通過への道がさらに固まるだろう。
マクール