前オーナーが一度はあきらめたクルマが奇跡の復活。英国の風を感じながら佐久を走るMGミジェット
外見も内装もキレイに仕上がっているMGミジェット。しかし、このクルマは前オーナーが体調を崩しレストア途中のモノで、最初に見た時はバラバラの状態だった。しして、レストア過程のことをエンドレス花里社長(当時)は話す。 【画像13枚】それにしてもフラットな下回りだ。サスペンションやマフラーなど、心地いいドライビングができるのは最新の部品を組み込んでいるから。マフラーはパーツが出てきたので、アウターパーツで対応。MGならではのパーツの豊富さに関心する 【エンドレスが挑む 英国の風を感じながら佐久を走るMGミジェット】 エンジンのオーバーホールは、協力企業でもあるプロフェッショナル集団、ジークライムによって行われた。エンジンをばらして、一から組み上げる。最高のクルマを作るという花里さんの思いを汲み、妥協のない作業が進む。 パーツにかんして言うと、これまでの国産車に比べて、少し違っていた。 「このクルマのレストアでは、英国車の専門店『まるいち』さんに助けてもらいました。パーツリストを出してもらい、必要な部品を準備してくれたのです。意外とパーツが出てくるので、パーツのない国産車に比べると、幾分、作業が楽だったかもしれません」 前オーナーが一度はあきらめたクルマであったが、エンジンがオーバーホールされ、奇跡の復活を遂げた。しかも、形だけでなく、現在の走りを実現したことがエンドレスらしさでもある。 初出:ノスタルジックヒーロー 2019年10月号 Vol.195 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部