やはりレベルが違う!? J1→J2移籍で大活躍した選手(5)30歳超えて大復活! J2でも火を吹いた最高の左足
日本でトップレベルの選手が集うJ1リーグのクラブでは、さまざまな理由からピッチに立つことができない選手も多々いる。そんな選手が出場機会を求めてJ2のクラブへ行った途端に活躍するケースは少なくない。そこで今回は、J1からJ2への移籍で改めて自身の価値を証明している選手をピックアップして紹介する。※データは12月5日時点の『transfermarkt』を参照、スタッツは『jleague.co』を参照。
DF:福森晃斗(横浜FC) 生年月日:1992年12月16日 前所属クラブ:北海道コンサドーレ札幌 2024リーグ戦成績:38試合2得点14アシスト 福森晃斗は、J1からJ2に舞台を移したことで本来の輝きを取り戻した選手だ。 福森は左足のキック精度の高さを武器とするDFで、2015年から9年間を北海道コンサドーレ札幌で過ごした。2016シーズンにはJ2で11アシスト、2019シーズンにはJ1で8アシストと、日本屈指の攻撃性能を誇るDFとして知られていた。 しかし、2023シーズンはわずか1アシストに終わり、かつての輝きを失いつつあった。そんな中、2023年末に横浜FCへの期限付き移籍が決まり、クラブ公式サイトでは「もう一度自分自身の輝きを取り戻すために行ってきます」とコメントしていた。 横浜FCで迎えた新たな挑戦は、福森の復活の舞台となった。第8節のファジアーノ岡山戦では1試合で3アシストを記録するなど、攻撃の起点として大きな存在感を発揮。最終的にはチーム総得点の約27%に関与する14アシストを記録し、攻撃面で欠かせない選手となった。 もちろん、“本職”である守備も疎かにせず、横浜FCは今季リーグ最少失点を誇るチームに。福森自身もインターセプト数でリーグ最多タイの15を記録し、守備面での貢献も際立った。攻守両面で横浜FCのJ1昇格に不可欠な原動力となった。 今後、横浜FCに完全移籍する場合、輝きを取り戻した福森は再びJ1に挑むことになる。日本のトップリーグで、その左足が再び対戦相手の脅威となるのか、注目が集まる。
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