番記者のちょっといい話 巨人・井上、自主トレで弟子入り カブス・今永が教材に
(JERA クライマックスシリーズ セ ファイナルステージ、巨人4-1DeNA、第4戦、DeNA3勝2敗、19日、東京D)巨人・井上温大は日々、大投手の研究を欠かさない。「野球を見るのが好き」とオフの日も自身の映像だけでなく、他チームの選手をチェックする。 米大リーグは「あんまり…」と首をかしげるが、例外が今季15勝をマークしたカブス・今永昇太投手(31)だ。昨季までDeNAでプレーした左腕には、2022年オフの自主トレで弟子入り。当時参加したメンバーで作成したLINEグループが今でも稼働しており、〝師匠〟からは「よくなってきたな」など今季の活躍を褒める言葉をもらったという。 自分から今永へ連絡するのは「恐れ多いです。忙しそうですし」とためらっているが、米移籍1年目で活躍した姿は映像で欠かさず見ていた。「投げる哲学者」の異名を持つ好投手が、教材になっている。(原田優介)