連載の新着記事を読み逃したくない方は、連載のフォローがおすすめです。メールで記事を受け取ることができます。 　今回、一番許されへんのはね、旧文書通信交通滞在費（調査研究広報滞在費）という、あれが一番大きな裏金なのよ。 　パーティーのお金はね、自分たちでパーティー券を売ったカネで、2000万円とか3000万円ね。一人ひとりキックバックしてもらったっていう話だけど、パーティーの原資はそういう支援者が買ってくれたお金でしょ、企業・団体・個人がね。 　でも、旧文通費は丸々税金だから。これが年間1200万円あるわけよ。衆議院議員はだいたい3年で解散があるからね、3年で3600万円もらっている計算になります。 　これを自民党も立憲民主党も共産党、公明党ももらっている。ずっと彼らはもらい続けてきたのよ。 　維新ができるまで、これを誰も問題提起しこなかった。いかにこのお金がね、彼らにとってありがたいお小遣いだったのかっていうことを物語ってるわけ。 　これを国会議員になった瞬間からもらうわけですよ。このカネを1回手にしたらね、経費っていうもののあり方についての感覚がズレまくる。だからまずはこれに風穴あけようよと。 　維新の会は全員、領収書をホームページで公開しているんですよ。税金を何に使っているかわかるように。なかには間違った使い方をしてるバカもおるよ。 　――そこまで公開したんですね。 　すべてオープンにしました。そうすると維新の旧文通費の経費の使い方はおかしいじゃないかってね、共産党とか立憲民主党の人が批判するけど、あんたらは何に使ってるかすらも出してないやないかと。 　だから使い方をすべてオープンにしたら、使い方が少し間違えていた。そう指摘されたら、次は使い方を変えていけばいいんだから。 　それをおかしいって言いながらね、全然オープンにしない政党は何に使ってきたんや、今まで。彼らに批判する資格はないと思う。 　それだけは許せんかったから、国政政党「日本維新の会」をスタートさせるときに、旧文通費の領収書公開は、最低限これだけはやると決めていました。ある意味で党是のようなものです。