【話し方】相手を飽きさせない女性が、心地よさを生み出すためにしている「あること」とは
「言葉は相手への心の贈り物」と思ってみる
心地よい声で心地よい空間を作るには「言葉は相手への心の贈り物」と思ってみることです。 「どうぞ受け取ってください」という気持ちをもって話をしたなら、声そのものが耳に心地よい音となり、その場を明るく楽しくなるような居心地のよい空間が生まれてきます。自身の声も相手の声もその場を作る音、言い換えれば声はその場の空間を作るBGMだと心得てみましょう。 ◆声も大切ですが【表情】も大切。そのために姿勢や振る舞いを見直して 声も言葉も、口から出ているように思われますが、口からだけでなく、心と体、つまり自分の全体から生まれてきているものです。 特に初対面において大切なことは、その人から発せられる声はもちろん、表情もカギとなります。これは、自分の意見や気持ちを正しく伝えることにもつながっていきます。まず初めに姿勢や振舞いで相手に安心感や信頼感、好感を与えて、その次に表情でも同じように好印象を持っていただけるようになることが大切です。 ◆相手に安心感や信頼感を与える【姿勢】とは 横から見た時に、頭頂、耳、肩、腰、くるぶしが一直線に並ぶように立ちます。特に話をしている時には、相手に伝えようとするあまり前のめりの姿勢になりがちです。そのようにならないためには、体の背面(腰のあたり)に意識を持つようにして話をすることです。 ◆話をする時には【アイコンタクト】を! 相手に対して、自分の顔、視線、身体を向けます。特に相手の目を見て話したり聞いたりすることで、言葉からだけでは得られない信頼感が、話す人と聞く人の双方の間に生まれてきます。アイコンタクトは会話でも大変重要ですから必ずおこないましょう。 つづきの【後編】では、話すときに良い印象をあえるほかにも重要な、相手の話の「聞き方」について教えていただきます。
エディター・ライター/(一社)日本プロトコール&マナーズ協会理事 高谷治美