ヤングなでしこ、決勝で北朝鮮に0-1敗戦...15分に失点、懸命の反撃も実らずU-20女子W杯は準優勝
ラストパスが乱れフィニッシュに持ち込めない
狩野倫久監督が率いるU-20日本女子代表は現地9月22日、コロンビアで開催されているU-20女子ワールドカップの決勝戦で北朝鮮と対戦した。 【PHOTO】U-20女子ワールドカップに挑む!笑顔でポートレート撮影に臨んだヤングなでしこを特集!(Part1) 開始4分、日本は警戒していた相手エースのチェ・イルソンに抜け出されピンチを迎えたが、至近距離のシュートをGK大熊茜がしっかりと弾き出して難を逃れる。 立ち上がりから北朝鮮の強度の高いプレーにてこずるなか、15分に失点。左サイドでチェ・イルソンの突破を許し、そのままカットインされてシュートを見舞われる。白垣うのがブロックを試みるも、頭に当たってコースが変わったボールがゴールに吸い込まれる。 先制して勢いづく北朝鮮に対し、日本はなかなかリズムを掴めない。テンポ良くボールを動かして相手のプレスを外す場面もあるが、チャンスを作るまでには至らない。 それでも時間の経過とともに、少しずつボールを握る時間と敵陣でのプレーを増やしていく。32分には土方麻椰の落としから松窪真心が右足を振ったが、シュートは惜しくも枠を外れる。 前半は追加点こそ献上しなかったが、同点弾も挙げられず。1点ビハインドで試合を折り返した。 迎えた後半、日本は確実にパスをつなぎながら、攻撃の糸口を探っていく。ただ、敵陣ボックス手前までボールを運ぶことはできても、ラストパスが乱れるなど思うようにフィニッシュに持ち込めない。 相手の攻撃を集中した守備でうまく抑えながら、まずは同点を狙いにいく日本。76分には天野紗が思い切りの良いミドルを放ったが、決め切れず。82分には松窪のお膳立てから小山史乃観がシュートも、相手GKに止められる。 結局、最後まで北朝鮮の堅陣を崩すことができなかった日本。最後まで1点が遠く、0-1で敗れて準優勝に終わった。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部