ノースのライナーにラルフの革ジャンetc.鈴木真悟が惚れ込む、春まで着られるお宝古着5選
④ ザ・ノース・フェイスのライナー
鈴木 これはおそらく、もともとザ・ノース・フェイスのアウターで、着脱可能なライナーの方だけが市場に出回ったのでしょう。ライナーではありますが、ナイロンとフリースの切り替えが印象的でデザインとしても秀逸だと思います。 インナーなので身幅はやや細身。冬はノースのダウンを着ている方が多いですし、古着もわりと出回っているので、周りと被りたくない人はこういうアイテムを選択肢に入れてもいいと思います!
齋藤 デナリなどとは明らかに一線を画したルックスですよね。フロントのカッティングや2つのジップポケットのデザインも新鮮さがあります。僕もザ・ノース・フェイスでこのようなアイテムはあまり見たことがありません。
⑤ マーモットのナイロンブルゾン
鈴木 マーモットのナイロンブルゾンは、この色味とウィンドウブレーカー的な佇まいがいいですね。コートのインナーとして着れば、防寒はもちろん、コーディネイトのアクセントとしても使えそうです。 齋藤 こちらはおそらく1990年代のモノですね。マーモットは本格派アウトドアブランドでその本質は今も失われてはいませんが、昔の方がその本質的な部分や風情が色濃く残っているように思います。だからこそ、このソリッドさが感じられる色味が面白いんです。 ◇ 買い付けセンスの良さが光る、イシューのアイテムたち。店内を掘れば掘るほど、やはり古着は面白いと実感させられる。そんな発見ができるのも、店へ足を運んでこそだ。 佐藤ゆたか=写真 菊地 亮=取材・文
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