球界に“激震”…ドラ1指名も入団拒否した選手(6)話題を集めた”甲子園のスター”も
プロ野球ドラフト会議で指名を受けた選手にとって、ドラフト1位指名はもっとも名誉な評価である。しかし、選手にもさまざまな事情や考えがあり、入団に至らなかったケースがある。そこで今回は、ドラフト1位指名を受けたものの、入団を拒否した歴代選手を紹介する。
新垣渚
出身:沖縄県 投打:右投右打 身長/体重:190cm/83kg 生年月日:1980年5月9日 ドラフト:2002年ドラフト自由枠 夏の甲子園で当時最速の151km/hを記録し、話題を集めたのが新垣渚だ。 沖縄水産では高校3年時に春夏連続で甲子園出場。ともに初戦敗退となったが、当時では珍しく150km/h超えの快速球を披露し、ドラフト1位候補と呼ばれる存在に。 オリックス・ブルーウェーブ(現:バファローズ)と福岡ダイエーホークス(現:ソフトバンク)がドラフト1位で指名すると、オリックスが交渉権を獲得。ただ、ダイエー以外であれば大学進学を表明していたため、九州共立大学への進学を決めた。 大学時代も圧倒的な成績を残し、大学日本代表に選出されるほどの活躍を見せた新垣。2002年ドラフト自由枠で念願のダイエー入りを果たした。 プロ2年目から3年連続で2桁勝利を挙げ、2004年は最多奪三振(177個)のタイトルを獲得。先発の軸として活躍していたが、2008年以降は成績が上がらず、2014年にトレードで東京ヤクルトスワローズへ移籍。 2015年は3勝10敗に終わったが、先発としてイニングを稼ぎ、ヤクルトの14年ぶりとなるリーグ優勝に貢献した。
ベースボールチャンネル編集部