勉学も子育ても学びの日々ーー東MAX、53歳の大学生生活で気づいた「日々の幸せの形」 #人生100年 #令和のカネ
欽ちゃんの言葉「幸せってなんだと思う?」
一般的には、社会人が大学に進学するのは、学んだことを何かに生かすためである。しかし、東の言葉からはそのような具体的な目的意識は感じられない。 「周りの学生は就職のためにがんばってるみたいだけど、俺は別に就職するわけじゃないし、何の目標もないからね。勉強が何に生きるかなんて、よくわからないじゃない。でも、新しい考え方を身につける練習にはなるし、何年後かに返ってくることはあるかもしれないから、それが楽しみだよね」 あるとき、萩本は東に「幸せって何だと思う?」と問いかけた。首をかしげる東に萩本は「幸せって人に話せる思い出の数なんだよ」と語った。 「それを聞いたときはよくわからなかったんだけど、今はなるほどって思うんだよね。ちょっと聞いてくれよ、こんなことがあったんだよ、って人に言えることがいっぱいあるっていうのは大事なことなんじゃないかなって。だから、自分でもそういう体験をしていきたいし、子どもにもいっぱいさせたほうがいいんだろうね」 幸せは何げない日常の積み重ねの中にある。53歳の現役学生芸人は、キャンパスライフで何より大事なことを学んでいる。