賛否両論も「地獄先生ぬ~べ~」の実写ドラマ化は成功!?
今月11日にスタートした日本テレビ系ドラマ「地獄先生ぬ~べ~」が、原作ファンから賛否両論が飛び交い話題を集めている。 佐々木希 女優に逃げ道作った
■90年代に「週刊少年ジャンプ」に連載された同名人気漫画が原作 同ドラマは90年代に「週刊少年ジャンプ」に連載された同名人気漫画が原作で、「関ジャニ∞」の丸山隆平扮する、鬼の力を封じ込めた“鬼の手”を持つ高校教師“ぬ~べ~”こと鵺野鳴介が、霊能力を駆使して妖怪や悪霊を退治していくというストーリー。 今年4月に韓国の女性グループ「KARA」を脱退し、女優として日本を中心に活動することになったジヨンこと知英が、主人公の鵺野の婚約者を自称する雪女(ゆきめ)を演じて、日本の連続ドラマデビューを果たすことでも注目された。 ■設定変更や過剰な“パロディー演出”に対して原作ファンから批判も 11日に放送された初回は平均視聴率13.3%、瞬間最高視聴率16.4%(ともに関東地区、ビデオリサーチ調べ)と、まずまずの視聴率を記録。 その一方で、物語の舞台を小学校から高校に移すなどの大胆な設定変更、さらには今年ブームを巻き起こしていたディズニー映画「アナと雪の女王」の主題歌「Let It Go~ありのままで~」を合唱するシーンや子供たちに大人気のゲーム&アニメ「妖怪ウォッチ」に触れるシーンが出てくるなど、初回から流行りを意識した過剰な“パロディー演出”に対して、原作ファンの間からは「こんなの“ぬ~べ~”じゃない」や「見ていられない」といった批判的な声も噴出している。 これを受けて、別の民放テレビ局の編成担当は語る。 「最近は人気漫画を原作にした映画やドラマが花盛りですが、原作に対して思い入れの強いファンから厳しい声が出るのは、制作サイドもある程度予想しています。それでも、今回のドラマはかなり“冒険”していますよね。設定変更しかり、パロディーといえば聞こえはいいですが、『アナ雪』や『妖怪ウォッチ』など単に流行りモノにすがっているだけで、パロディーにもなっていない。奇をてらっているつもりなのかもしれませんが、単にブレているようにしか思えません。正直言って、あれでは原作漫画のファンの方に『自信がないのに実写化するな!』と怒られても仕方がないでしょう」