<センバツ・夢へ続け!>仙台育英 選手紹介/4 /宮城
◇チーム最多25奪三振 松田隆之介投手(2年) 昨秋の公式戦は4試合に投げて、チーム最多の25三振を奪った。バッティングティーにボールを乗せ、そこにめがけてボールを投げ当てる練習で制球力をアップ。入学時に134キロだった直球の球速も10キロ増し、伊藤(2年)の147キロを追い越すのが目標だ。 昨夏の東北大会決勝にも登板したが、聖光学院(福島)に大敗。悔しさを秋の大会にぶつけた。センバツでは「しっかりレベルアップして、3年生の分まで戦う」と誓う。 ◇緩急で打ち取る左腕 古川翼投手(1年) 最速143キロの直球と4種類の変化球を操り、緩急を付けた配球で相手打者を打ち取るサウスポー。初戦の相手、明徳義塾(高知)の馬淵監督も警戒する選手の一人に挙げる。 昨秋の県大会3回戦で完封デビュー。東北大会も含め計4試合に登板し、15回を無失点に抑えた。センバツに出場する全国レベルの打者に直球を捉えられないよう、冬場は制球力を磨いた。大舞台に向け「最大限、自分の実力を発揮できるようにしたい」と話す。 ◇「打てる捕手」目指す 小原捷平捕手(2年) 冬場はレギュラー獲得を目指して、須江監督も一目置くほどに配球や守備力の向上に取り組んだ。長打力をアップするためウエートトレーニングで下半身を鍛え、「打てる捕手」も目指している。 昨年の秋季大会はメンバー入りしたものの、県大会直前に指を骨折し、ほとんどの試合でベンチを温めることに。大舞台を前に「常に冷静に、自分の考え通りに配球や守備で信頼される『要』になれるよう心がける」と雪辱に燃えている。=つづく