期待がふくらむ230ccのレトロバイクがついに発売へ

「ジャパンモビリティショー2023」で世界初公開され、「モーターサイクル2024」でも多くのバイクファンを魅了した注目バイク「メグロS1」。 【画像】「えっ...」これがネットで反響を呼ぶ“普通二輪免許”で乗れる「メグロS1」です！（30枚以上） 　カワサキモータースジャパンはこの“普通二輪免許”で乗れるメグロを、2024年11月下旬に発売すると発表しました。果たしてどのような人が購入を検討しているのでしょうか？　ネットに寄せられている声を集めてみました。

2024年11月下旬に発売予定の「メグロS1」

　メグロは、かつて存在した目黒製作所が展開していたバイクブランドです。 　1924年に東京・目黒で創業した目黒製作所は、日本最古級のモーターサイクルメーカー。第二次世界大戦以前からメグロブランドのバイクを製造・販売していました。 　往年のライダーにとって、メグロブランドのバイクは憧れの存在。大排気量、高性能、高品質を武器とし、多くのバイクファンを魅了していました。 　そんな目黒製作所は、1960年にカワサキと業務提携。1964年に経営統合され、目黒製作所ならびにメグロブランドは消滅してしまいました。 　しかし2020年、カワサキはそんな悲運のバイクブランドの復活を宣言。翌2021年に復活第1弾となるニューモデル「メグロK3」を発表しました。 　手作業で色づけされたエンブレムや高級感あふれるツートーン塗装のタンクなど、上質感ある仕上がりは多くのライダーを魅了。そんな「メグロK3」の誕生から3年が経過した2024年、カワサキはメグロブランドの復活第2弾モデルとして「メグロS1」をリリースします。 　ちなみに2024年は、メグロブランド創設100周年というアニバーサリーイヤー。そんな記念すべき年にニューモデル「メグロS1」が発売されることから注目度が高まっています。 「メグロS1」が搭載するエンジンは、230ccの空冷単気筒。小排気量モデルだけに維持費などがリーズナブルで、さらに普通二輪免許で乗れるという気軽さもあって、多くのバイクファンから注目を集めています。 　往年のメグロに搭載されていた単気筒エンジンは、独特の回転フィールが多くのライダーを魅了。“メグロ・シングル”と形容されていたそのフィーリングが、新しい「メグロS1」に継承されるのか注目が集まります。 　現時点で日本仕様のスペックは明らかになっていませんが、すでに発売がスタートしているタイ仕様は全長2125mm、全幅800mm、全高1090mm、ホイールベース1415mmで、シート高は740mm、乾燥重量は133kgと発表されています。 　また、搭載されるエンジンは総排気量233ccの空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブで、最高出力12.9kW（17.5ps）／7000rpm、最大トルク18.6Nm／5800rpmとアナウンスされています。 　そんな「メグロS1」は、「メグロK3」に通じるクラシカルなデザインと高品位のパーツ類が魅力的です。 　ガソリンタンク、スポークホイール、キャブトンタイプのマフラー、フォークブーツなどにはクロームメッキ処理を施し、230ccのモデルとは思えないほどの高級感を漂わせています。