FIFAがWHO、WTOなどに寄付 カタールW杯のレガシーファンドから
【AFP=時事】国際サッカー連盟(FIFA)は27日、2022年W杯カタール大会のレガシーファンドの一環として、世界保健機関(WHO)や世界貿易機関(WTO)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に5000万ドル(約76億円)を提供すると発表した。 【特集】写真で振り返るW杯カタール大会のハイライト 2022年の年次財務報告書の中で、FIFAはカタールW杯から約58億ドル(約8800億円)の総利益を得たと発表している。 これによりFIFAは、気候変動による極端な暑さにさらされる地域で働く人々を保護するWHOのイニシアチブや、WTOとのパートナーシップで国際貿易とデジタル経済の機会を女性が活用するのを支援するプログラムをサポート。また、UNHCRと協力して、中東および北アフリカからの難民や避難民を支援する。 カタールは、2年前の大会開催時に労働者の権利や性的少数者(LGBTQ)コミュニティーの扱いについて批判を受けていたが、アムネスティ・インターナショナルはこの日の発表を受け、「影響を受けた労働者への補償が含まれていない」と非難している。【翻訳編集】 AFPBB News