希望の共同代表選で会見(全文1)玉木氏と大串氏が「寛容な改革保守」評価
●大串博志氏が冒頭発言
大西:玉木候補、ありがとうございます。続けて大串候補、よろしくお願いいたします。 大串:はい。どうもありがとうございます。皆さん、こんにちは。ご紹介いただきました衆議院議員の大串博志でございます。希望の党の共同代表選、立候補させていただくことになりました。新しい党でございます。共同代表を選ぶというのも初めての経験、手探りの中で今日、この場をおつくりいただくことにご尽力をいただきました現在の党の執行部、樽床代表代行はじめ、大島幹事長、そして選管を担っていただきました階先生、大西先生、そしてこれらの活動をできたばかりの党であるにもかかわらず多く支えていただいた党同志の皆さまにも感謝を申し上げさせていただきたいと思います。その上で、この希望の党というスタートしたばかりの党の大事な第一歩として、この共同代表選、玉木さんと一緒に爽やかに戦っていきたいというふうに思います。 新しい党でございますので、この党がどこを目指していくのか。国民の皆さんも大変、関心を持っていらっしゃると思います。そういう党でなければならないと思います。この党の立ち位置、そして方向性。皆さんと一緒に議論し定めていきたい、そういう思いでございます。この党の綱領、先ほど玉木さんから話もありましたけども、立憲主義と民主主義に立脚し、という言葉から始まって第1番目の項目は世界の中で分断が広がる中で、これをむしろ包摂していく寛容な改革保守政党を目指すとある。私は極めて優れた内容の綱領だと思っています。 まさに安倍政権がずいぶんと右に偏る中で極端な右でもない、しかし極端な左でもない。まさにど真ん中に軸足を置く安倍政権のいき過ぎをなんとしても止めてほしいという国民の皆さんの不安や不満の声の受け皿として、政治のど真ん中に軸足を置く政党として、この希望の党を皆さんと一緒に育てていけるように頑張っていきたいと思うんです。 その中で安倍政権、自公政権としっかり相対峙していく。これを打倒していくという考え方をしっかり前に出しながら、そのためには志、目的、目標を同じくする各野党の皆さまとも連携をしっかり取っていきながら戦っていくという軸足を定め、そして憲法改正に関して安倍総理がこれまたいき過ぎた動きを示している。これとは違う。議論はもちろんあっていい。議論はもちろんあっていいけども、例えば憲法9条の改正。これは今、本当に必要なのか、私は不要だと思います。こういった考えを示し、さらには今、緊迫化する外交安全保障環境。この世の中にあって現実的な外交安保政策を追求しながら、しかし日本の立憲主義を守る観点から、やはり集団的自衛権を含む安保法制は容認しないという立場を明確にしながら、現実的な外交安保政策を取っていく。こういったわが党としての立ち位置を明らかにしながら安倍政権にしっかり対峙していける、打倒をめざしていける、そういう党としてほかの野党とも連携しながら皆さまの力を高めていく、これが今の希望の党に、新しい党として求められているものではないかと私は思っています。 本当に新しい党ですから、先週、行われた両院懇談会でもいろんな意見が出ました。いろんな意見があります。私はいろんな意見があることは当然だと思います。そのいろんな意見を今後の党運営においても、これから新しい党規約や、いろんな規定を決めていかなきゃならない。その中においても、みんなで知恵を出し合って、みんなで意見を出し合って、みんなで決めていく。そしてみんなで支え合っていく。そういう党として、みんなで育っていきたいと思います。 閣僚経験もありません。あるいは党の代表とかの経験ももちろんありません。しかし政調会長としての仕事は民進党でさせていただきました。新しい流れとして、新しい顔として、そして経験も踏まえながら、皆さんと一緒に、この新しい党をつくっていく、その先頭に立たせていただきたいという思いで頑張ってまいりますので、どうか皆さまの今後とものご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げながら、私からの冒頭のあいさつに代えさえていただきます。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございます。 【連載】希望の共同代表選で会見(全文2)へ続く