【シュートボクシング】笠原友希、ムエタイ4階級王者を粉砕したヒザ蹴りは「普段やっていることが自然に出た」、都木航佑&内藤凌太は改めて王座挑戦を宣言
2024年8月17日(土)東京・後楽園ホールで開催された『SHOOT BOXING 2024 act.4』の一夜明け会見が18日(日)都内にて行われ、第4試合~第8試合で勝利した4選手が出席した。(※魁斗はスケジュールの都合により欠席) 【写真】相手をマットに沈めた笠原のヒザ蹴り セミファイナルで元ルンピニースタジアム4階級王者で、ONEキックボクシングフェザー級暫定世界王者スーパーボンの推薦選手のペットモラコット・スーパーボンジム(タイ)と対戦した笠原友希(シーザージム)。過去最強の相手との対戦だったが、いざ蓋を開けてみればボディへのヒザ蹴りによる衝撃の1R KO勝ちを収め、ビッグインパクトを残した。 一夜明け会見で笠原は「相手は凄く強い強豪だったので、僕も結構練習して臨んだのですが、1RでKOできたのでとりあえずホッとしています。相手も100%作り上げてきてましたけど、ああいう展開に終わって相手のパワーを引き出せないうちに終わったのでそこは良かったのかなと思います。僕の試合以外でも皆さんも盛り上げていて、僕が控え室にいても盛り上がっているのが伝わってきている中、強豪を1RでKOできたので自分の進化した部分を見せられたし、良かったなと思います」。 短期決着については「僕の攻撃がしっかりいいタイミングで当たれば絶対に倒せる攻撃は持っているので、ああいう展開がどこかで作れると思っていて。逆に攻めきれずにムエタイのリズムに乗せられて漬けられるパターンも想定しながら練習していたので、そのイメージとして倒せた感じになりました」と話し、フィニッシュのヒザ蹴りには「最初から削っていこうと思っていて、相手は蹴りは強い選手なので、どんどん蹴りの威力を弱めていかないとなと思っていました。ボディからのヒザで倒したんですが、狙っていたパターンじゃなくて、普段の練習でトレーナーのダムさんと攻撃した後に全部ヒザを出すことを練習していたので、それが自然に出た感じになりました」と普段のダムトレーナーとの練習成果だと語った。 また笠原はペットモラコット戦の前に海人のもとで出稽古も敢行。階級が上の海人と厳しいスパーリングを乗り切ったことが勝利につながったと話す。 「(海人のジムに出稽古の成果は)めちゃくちゃ成果は出ました。海人選手とあれだけバチバチやったことで、気持ちの面で全然違いましたし、相手も過去最強の強豪でしたが、そういう相手に向かっていける気持ちは強くなりました。(海人とのスパー内容について)行く前に目が充血していて、初日の出稽古が終わってさらに酷くなっていたので病院に行ったら目に傷が入っていると。それぐらい激しくやったし、海人選手は100%のパワーではないですが、僕の力量を見ながら倒れるか倒れないかぐらいの強さでやってもらっていたので自信になりました」。 次戦については「12月大会に向けていつもできないような強くて名前のある相手とできるように、10月にもし試合があれば強い相手を用意してもらったらしっかり倒します。(12月のビッグマッチに向けて)どの団体よりも盛り上がるような相手と試合をしてバッチリ盛り上げたい」と」と笠原。 試合が終わって夏休みにやりたいことを聞かれると「友達と遊んだり旅行にいったり、リフレッシュできることをやりたいですね。この試合に向けても楽しかったので、休み返上して強くなれてよかったです!」と笑って話した。 ■都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz/SB日本スーパーウェルター級1位)※ロクク・ダリに再延長開始前にTKO勝ち 「正直、悔しかったなという気持ちです。気持ちの面でもそうですし、あと一歩のところで前に行けなかったり、OFGで戦うことの難しさを軽視していたところが試合に出たと思いました。勝ったので次につなげてタイトル挑戦に向けて頑張りたいと思います。 (一番良かった点)怪我なく終えられたことだけです。(満足してない?)満足したところはないですね。(どういうところがやりにくかったか)戦略を立てていたのですが、相手がこうくるからというので後手になっていたというのもありますし、OFGでの一発だけを警戒していたのですが、それだけに捕われすぎて硬くなったり、OFGは初めてなので、練習でOFGをはめてのスパーをしてなかったら、試合では距離感が全然違って、あと1歩先にいかないといけないと思ったところで、行けない勇気が自分の中で出ちゃったという感じです。 (OFGついて)距離感に関してはいつもと違うなと感じたのと、ダリ選手はMMAファイターだったので重心とかつられてしまったところもあった感じです。(目標にしているタイトルについて)昨日の反省点を活かします。僕は蹴り頼りのところがあるのでパンチでもいけるようにしっかりレベルを上げていきたいと思います。(今後について)用意された70kgの選手にしっかり勝ってきたので、12月にタイトルマッしたいと思います。 (12月のビッグマッチに向けて)自分が前に所属していたジムの選手に北斗拳太郎選手がいたのですが、SBの大きい大会に出ていたたのを見ていて、大きい会場で試合をするのはカッコいいなと目指していました。今、手の届くところにきているので、しっかり力を付けて頑張りたいと思います。(残りの夏休みにやりたいこと)ジムの会員さんとバーベキューするのが楽しみです」 ■内藤凌太(BELLWOOD FIGHT TEAM)※ウー・ジウォンに判定勝ち 「昨日は応援ありがとうございました。勝ちはしましたが、内容には正直、1ミリも満足してないです。倒して勝とうと思って、実際に効かせる場面も作りましたが、倒し切ることはできなかったので満足してないですし、またここは自分の課題でもあり、成長点でもあるので、これからしっかり練習して次に挑みたいと思います。 (一番良かった点)MMAの選手が相手でしたが、組んだ感じ、決して組み負けしなかったと思いますし、フロントチョークでキャッチポイントも獲れましたし、練習の成果が出たのかなと思います。あとは三日月蹴りも実際に効かせることができたのは良かったと思います。 (相手はタフな選手だったが)試合が終わって色んな人から『倒せた』と意見をもらったので悔しかったし、U-NEXTで見返したら三日月蹴りで効かせていて、あそこで倒しきれてないのは良くないなとむちゃくちゃ落ち込みました。 (OFG2戦目について)OGFは合っていると思いますし、前日の会見でも話ましたが、今回試合が決まってMMM対策としてボンサイ柔術でOFGのスパーリングをやらせてもらった経験が活きていると想います。(次にむけて)倒し切る。練習のミット打ちでいいパンチ、キックをできるのは当然ですが、対戦相手に効かせた後はどうするかというところまでもっと詰めて、今以上に詰めることが必要だなと思います。 (次の目標)すぐにタイトルマッチは組んでもらえるとは思っていないので、一戦一戦目の前の相手を倒していくだけだと思います。10月のシリーズ戦で試合をしたいのでぜひチャンスをもらえるならよろしくお願いいたします。(12月のビッグマッチに向けて)SBのビッグマッチに出たことがなく、ずっと出たいと思っていたのでぜひ出たいと思います。(残りの夏休みにやりたいこと)息子がいるのですが、どこにも連れていけてないので連れていき遊んであげたいと思います」
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