「最悪の内容ではなかったが…」監督交代後も低迷深まる鳥栖、泥沼5連敗で13年ぶりJ2降格へ崖っぷち
[9.22 J1リーグ第31節 東京V 2-0 鳥栖 味スタ] サガン鳥栖は22日、J1第31節で東京ヴェルディに0-2で敗れ、今季初のJ1リーグ戦5連敗を喫した。残留圏17位との勝ち点差は8に広がっており、初昇格した2012年から守り抜いてきたJ1カテゴリから転落の危機に瀕している。 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 この日は前半19分、東京Vのパリ五輪代表FW山田楓喜の直接FKで先制点を献上すると、後半36分にCKからの流れで追加失点。新指揮官のもとで組織した守備ブロックによって粘り強く守ってはいたが、セットプレー絡みの失点が響いた。木谷公亮監督は「試合内容は最悪の内容ではなかったが、結果的にはいま僕らが必要なのは勝ち点3なので、その結果にはつなげられなかった」と悔やんだ。 鳥栖は低迷が続く今季、第25節で鹿島に0-3の大敗を喫した後、川井健太前監督との契約を解除。その直前にベガルタ仙台ユースから招聘されていた木谷氏がテクニカルダイレクターから転任する形で指揮官に就いた。だが、新体制では初戦こそ浦和から勝ち点1を獲得したが、その後は泥沼5連敗。天皇杯でもJ2山口相手に敗退するなど、前体制より低い勝率にとどまっている。 残り7試合で17位・湘南との勝ち点差は8となり、13年ぶりの降格まで崖っぷちの状況。この日の試合後、J1残留へのプランを問われた木谷監督は「残り7試合を総合してどれくらいの勝ち点というのは現時点では考えていない」と述べつつ、「次に来る1試合に向けて、そこに対して勝ち点3を取りたい。そこに準備をしている。結果が出ていない状況だが、次に来る1試合に向けて良い準備をしていくだけ」と静かに展望を口にした。