【フィリピン】LRT1号線の南部延伸、24年末に開通
フィリピン運輸省は7日、マニラ首都圏を走る軽量軌道交通(LRT)1号線の南部カビテ州への延伸第1期区間が2024年12月末までに開通するとの見通しを示した。工事完了率は同日時点で98.2%に上っている。 バウティスタ運輸相は、首都圏パラニャーケ市のレデンプトリスト、マニラ国際空港(MIA)、アジア・ワールド、ニノイ・アキノ、ドクター・サントスの5駅が年末までに開通する予定と説明した。 同市にある公共交通バスターミナル「パラニャーケ・インテグレーテッド・ターミナル・エクスチェンジ(PITX)」との接続性などが高まり、交通渋滞の緩和が見込まれる。 カビテ延伸事業は、首都圏パサイ市バクララン―首都圏南方のカビテ州バコール間の11.7キロメートルを結ぶ。移動時間は現在の1時間10分から25分に短縮されるほか、乗客数は1日当たり50万人から80万人に増える見込み。第1期ではバクララン―パラニャーケ市間の6.2キロの整備を進めている。