北海道開催の男子テニス国際大会「UCHIYAMA CUP」、シングルスは21歳の磯村志、ダブルスは片山翔/楠原悠介が優勝!<SMASH>
2週にわたり開催される男子テニスの国際大会ITF(国際テニス連盟)ワールドツアー「UCHIYAMA CUP」(M25・賞金総額25,000ドル/ハードコート)が8日、北海道札幌市・平岸庭球場に於いて第1週目の最終日を迎え、シングルス決勝とダブルス決勝が行われた。 【画像】磯村志ほか、2023年の全日本テニス選手権を戦う日本人トップ選手たち ITFツアーは国際テニス大会のカテゴリーの中で下部ツアーに位置する大会で、これから世界を目指す新鋭たちの登竜門的な存在。またケガなどでランキングを落とした選手が再起を懸ける舞台でもある。 この日、シングルスを制したのは磯村志(世界ランク654位)。決勝までの4試合を全てストレートで勝ち抜いてきた21歳は、その勢いと安定したショットを武器に決勝では格上の中川直樹(同446位)に勝利して戴冠を果たした。 磯村は第1セットの第1ゲームでいきなり中川のサービスをブレークすると、自身のサービスゲームはきっちりとキープを続けポイントを先行させる。磯村のファーストサービスの成功率が76%に対して中川のそれは49%と振るわないなか、5-3で迎えた第9ゲームで再びブレークに成功して6-3でセットを奪う。 第2セットの第1ゲームは逆にサービスダウンを喫した磯村だったが、続く第2ゲームでブレークバックを果たすなど一歩も引かず。逆にサービスが安定しない中川の隙を突くように第4ゲームをブレークに成功すると、5-2で迎えた第8ゲームでは2度のデュースの末にこの日5度目となるブレークを決めて6-2で戦いに終止符を打った。 前週に開催されたJTA公認大会「ドリームオンライン中国テニス選手権大会」(8月27日~9月1日/広島県広島市・広域公園テニスコート)で優勝している磯村は、カテゴリーこそ違うが2週連続のタイトル獲得となった。 一方、シングルス決勝に続いて行なわれたダブルス決勝では、片山翔/楠原悠介が7-5、6-1で川橋勇太/田口涼太郎を下して優勝した。1週目を終えた「UCHIYAMA CUP」は、引き続き9月10日から第2週目に入り、同15日に決勝を迎える。 構成●スマッシュ編集部