【からつボート(モーニング)一般】初日連勝の和田拓也「水をつかむ」感覚が大事
<20日・からつボート・初日> 午前7時40分。静寂な水面に誰よりも早くボートを下ろしたのは和田拓也。試運転を繰り返し、舟足を入念に確かめた。 初日は1、4枠の2走を逃げとまくりで連勝ゴール。快調な滑り出しを切った。 今節タッグを組むのは26号機。機歴はイマイチだが、「悪くないですよ」と悲観の色はない。むしろ、「伸びは良さそう」と感触は良好だ。 2023年後期から、一流レーサーの証しでもあるA1級へ仲間入りを果たした。そして、今年はGⅠ戦線で大忙し。「直近2節は着が取れなくて厳しかった」と振り返った。「エンジンどうこうよりも、とにかく水をつかむ。それが自分にとっては大事」と課題と向き合う日々。「メンバーは関係ない。人間みんな同じ。自分の走りができるかが大事」。大舞台でもひるむことなく、自分の仕事に徹している。 今節を終えると三国、福岡とまたGⅠ戦を控えるが、「粛々と頑張ります」と強くなっても決しておごりはない。今年3度目のVへ、まずは予選上位突破を目指す。