<高校サッカー>埼玉大会・準決勝の見どころ 浦和学院―西武台、準々決勝まで共に無失点 得意の戦術も同じ 10日、4強激突 鍵となるのは
サッカーの第103回全国高校選手権埼玉大会(埼玉新聞社など後援)は10日、NACK5スタジアム大宮で準決勝2試合を行う。組み合わせは聖望学園―正智深谷(午前11時5分)、浦和学院―西武台(午後1時35分)。17日に埼玉スタジアムで実施される決勝進出を懸けて熱戦が予想される両カードの見どころを探った。 準々決勝以降の組み合わせ【写真3枚】
■プリンスリーグ関東2部の西武台、37年ぶりの決勝目指す浦和学院 U-18(18歳以下)プリンスリーグ関東2部の西武台と37年ぶりの決勝進出を目指す浦和学院が顔を合わせる。今大会は共に準々決勝までの3試合を無失点で勝ち上がった。粘り強い守備からのカウンターサッカーと得意の戦い方も同じだけに、激しい攻守の入れ替わりが予想される。
■高い守備強度が強み/西武台 西武台はプリンスリーグで磨いた高い守備強度で勝負する。準々決勝の埼玉平成戦では前半に相手シュートを0本に抑えるなど、序盤から持ち前の堅守で圧倒した。ボランチ宇野が体を張った守りでボールを奪取し、FW鈴木洸、藤木の構える両サイドに展開する。同リーグで5得点のFW竹内の決定力も決勝進出の鍵となりそうだ。 ■正確パスで決定機/浦和学院 浦和学院は秋沢、上村、御武内の3バックがゴール前を固めてしぶとく守る。準々決勝では県高校新人大会を制した武南に1―0で勝利。相手にボールを握られる時間は長かったが、最終ラインは崩させなかった。攻守の要はアンカー平瀬。ピッチ中央から前線への正確なパスを供給し、築いた決定機をFW佐藤大、橋本がものにしたい。
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