犬が自分の爪をガリガリ噛むのはなぜ? 原因と対処法を獣医師に聞いた
犬のなかには自分の爪をガリガリと噛んでしまう癖のあるコもいるようです。では、犬が爪を噛むという行動にはどのような原因があるのでしょうか? 【写真】「オテ」をするトイ・プードル 「犬が自分の爪を噛む原因と対処法」について、いぬのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に話を聞きました。
犬が爪を噛む原因は?
犬が自分の爪を噛む場合、 ・暇つぶしをしている ・爪が伸びすぎて気になっている ・ストレスや不安がある ・アレルギーや皮膚病による痒みがある ・怪我をしている といった原因であることが多いです。
犬が爪を噛むとどのような影響がある?
犬が自分の爪を噛み続けてしまうと、最初は健康上の問題がなかったとしても爪が割れてしまったり、爪の周りの皮膚を傷つけることで炎症や感染症を二次的に引き起こしてしまう可能性があります。
犬が爪を噛むのはやめさせた方がいい?
犬が爪を少し噛んでいる程度であれば大きな問題になることはほとんどありません。 ただ、何度見ても犬が爪を噛み続けていたり、爪を噛むのをやめてもすぐにまた同じ部分を噛んでいる場合は早めにやめさせましょう。爪を噛んでいる原因を特定することは炎症や感染症などの二次的な影響を防ぐためにも大切です。 対応としては愛犬が爪を噛み始める前後でなにかきっかけになる出来事はないかを観察してみること、爪の周囲に違和感を抱えていないかをかかりつけの獣医師に早めに相談することなどがオススメです。
犬が爪を噛まないようにする対策とアイデア
爪を噛むことが習慣となっている犬に対して、ストレスや暇をもてあそんでしまっていることが原因と考えられる場合は、ストレスを軽減するために運動や遊びを増やしたりおもちゃを与えることが効果的です。また、犬の爪は清潔に保ち、定期的に爪切りを行いましょう。 それでも犬が爪を噛んでしまう場合は、足に靴下や包帯を巻いたり、一時的に首にエリザベスカラーを着けるなどの物理的な対策も考えられます。 犬が爪を頻繁に噛む場合はその理由に早く気がついてあげることが大切です。 (監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・原駿太朗先生) 取材・文/maki ※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです ※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
いぬのきもちWeb編集室