第二次世界大戦で日本人移民迫害 ブラジル政府、初の公式謝罪
日テレNEWS NNN
南米・ブラジル政府は25日、第二次世界大戦で日本人移民に対し行われた迫害について、初めて公式に謝罪しました。 ブラジル政府の諮問機関である恩赦委員会のアウメイダ委員長は25日、「ブラジル政府は先祖迫害の許しを求めます」と日本語で謝罪しました。 第二次世界大戦直後の1946年から1948年にかけ、日本の移民ら172人をサンパウロ沖の島の監獄に収監し虐待や拷問をしたことや、1943年におよそ6500人に対し行われた24時間以内の立ち退きの強要でも、人権侵害があったことを認めました。 ブラジルは世界最多となるおよそ270万人の日系人が住んでいます。謝罪は現地の日系人団体などが求めていたもので、ブラジル政府としては初めて公式に謝罪しました。