江戸川区の銭湯をオレンジに染めろ!? 東京ベイが同区浴場組合とコラボ/リーグワン
ラグビー・リーグワン1部の東京ベイが5日、江戸川区浴場組合とのスタンプラリーなどのコラボ企画を発表した。発表会場の第二寿湯(江戸川区江戸川1丁目)の壁には、東京ベイのチームカラーであるオレンジ色に染まった富士山のもと、同組合のマスコット「お湯の富士」と、東京ベイのマスコット「スッピー」が仲良く描かれた。 今回の企画は、銭湯を通じた江戸川区内での東京ベイの認知拡大と、多くのラグビーファンに江戸川区の銭湯の魅力を知ってもらうことで心も体も温かくなってもらいたいという狙いがある。今季のリーグ戦で東京ベイのホームスタジアムである「スピアーズえどりくフィールド」(江戸川区陸上競技場)での最初の試合となる来年1月18日のBR東京戦に合わせ、同月からレギュラーシーズン閉幕の5月11日までスタンプラリーを開催。区内に26軒ある銭湯のうち4カ所でスタンプを押せば東京ベイのホストゲームのペア招待券など賞品が贈られる。詳細は12月に決定する。 東京ベイの前川泰慶ゼネラルマネジャー(GM)は「江戸川区浴場組合は、地域のコミュニティーの活性化に取り組んでいて、われわれにとっては目指すべき姿。ラグビー選手は疲れた体をお風呂で癒す選手も多いので、銭湯とラグビーは親和性があると思う。1月のラグビー観戦は寒いので、銭湯で温まって帰っていただければ」と話した。第二寿湯を経営する組合支部長の鴫原(しぎはら)和行さんは「銭湯は身も心も癒される場所ということで情報を発信しているが、私たちの力だけではなかなか難しい。銭湯には免疫力の向上、マイナスイオン効果があり、傷ついた細胞も活性化させる。スポーツ選手とのシナジー効果が期待できる」と述べた。 壁絵を描いたのは、日本に3人しかいない銭湯ペンキ絵師の田中みずきさん。第二寿湯の休業日だった11月1日の1日だけ、15時間で完成させた。「ラグビーに触れたのは今回が初めて。最後にラグビーボールを描きましたが、それが自分には一番うれしかった」と笑顔で語った。鴫原さんによれば、東京ベイとのコラボ絵はここだけで、1年ぐらいこのままにするそう。「優勝したときには日本一バージョンに手直ししたい」と希望した。