【バドミントン】2年ぶりの優勝をめざす保木&小林が接戦を制す! 志田&松山、渡辺&東野も白星発進。ワールドツアーファイナルズ
12月13日にBWFワールドツアーファイナルズ(中国・杭州)が開幕した。各種目8名・8ペアの精鋭たちによる至高の戦い。上位に進めばパリ五輪レースにもつながる世界ランキングの高ポイントが期待できるだけに、出場した選手はコートで白熱した戦いを繰り広げた。日本勢は、女子シングルスの山口茜が欠場したものの、そのほかの4種目に参戦。優勝をめざして海外のライバルたちとの勝負に挑んだ。 2つのグループリーグの上位者が決勝トーナメントの準決勝に進出できるWTファイナルズ。初戦の結果がリーグ突破を大きく左右するが、日本勢で最初の白星を手にしたのは女子ダブルスの志田千陽/松山奈未。タイのジョンコパン/ラウィンダとの対戦は、第1ゲームから志田/松山がペースを掌握して21-15で先制。第2ゲームも緩急をつけた攻撃でタイペアを引き離した志田/松山が21-10でストレート勝ち。リーグ初戦を白星で飾った。 女子ダブルスのもう1ペア、松本麻佑/永原和可那は、ラハユ/ラマダンティ(インドネシア)との勝負。第1ゲームこそ松本/永原が21-11で制したものの、その後は自分たちのリズムをつくれず第2ゲームを16-21で落とす。最終ゲームは13-19から松本/永原が4連続得点で17-19まで追い上げたが、終盤は逃げ切られ18-21で敗戦。初戦は黒星スタートとなった。 2年前に男子ダブルスを制した保木卓朗/小林優吾は、昨年の世界選手権優勝のアーロン・チア/ソー・ウィーイク(マレーシア)と対戦。第1ゲームは保木/小林が、第2ゲームはチア/ソーが制し、勝負の行方はファイナルゲームへ。中盤まで競り合いが続いたが、終盤に先行した保木/小林が21-18で勝利。2回目の優勝に向けて白星発進を決めた。 混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗は、タイのデチャポル/サプシリーを相手に2-0のストレート勝ち。男子シングルスの奈良岡功大は、アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)と1時間を超えるファイナルゲームの接戦に敗れ、リーグ初戦は黒星となった。
文/バドミントン・マガジン編集部 写真/BADMINTONPHOTO