【大分】冬のボーナス 使い道に変化?
大分朝日放送
公務員に冬のボーナスが支給されました。 大分県職員の平均支給額は約81万円と3年連続で増えています。 大分県によりますと、県職員1人当たりの冬のボーナスの平均支給額は81万1151円です。 2023年より0.05カ月分増えたことから2万4千円ほど多くなっています。 また10月に県人事委員会が民間企業の平均に合わせるため、0.1カ月分引き上げるよう勧告しました。 いま開会している県議会で条例改正案が審議されていて、可決されれば6万円あまりが追加で支給されるということです。 特別職は、佐藤知事が、2023年より9万7千円ほど多い306万3995円。 副知事がそれぞれ約244万5千円です。 また大分市長は269万8920円。 別府市長は212万7720円です。 帝国データバンクによると県内で冬のボーナスの支給額が増えた企業は約20%。 一方で「金額に変化がない」もしくは「減少した」企業は半数以上に上ります。 物価高が家計にダメージを与えるいま、ボーナスの使い道にも変化が。 街で聞いたリアルな声と合わせて紹介します。 ボーナスの使い道について2024年の傾向を見ていきます。 県民の皆さんに街で話を聞いてきました。 貯金をする、旅行に使う、という声が多かったですね。 全国のデータでも同じような結果が出ています。 ポイントサービス「Pontaリサーチ」を運営する会社が行った9月の調査結果です。 使い道のトップ10はご覧のようになっています。 預貯金が11年連続1位です。 3割以上の人が預貯金と答えています。 では何のためにお金を貯めているのかその内訳がこちらです。 老後の資金将来の教育費や住宅費などが多くなっています。 この4つの中で、2023年と比べて最も割合が増えたものがあります。 用途として最も増えたのは一番下の「病気や災害の備え」なんです。 2024年は地震が多かったからでしょうか 1月に能登半島地震が起きたほか8月には南海トラフ地震の臨時情報が初めて発表されました。 台風もありましたし相次ぐ災害で心配する人が増えたのかもしれません。 今回注目してほしいのがコロナ前の2019年との比較です。 ほとんどが数ポイントの変化なんですが、トップ3はこうなりました。 1位の預貯金はマイナス7ポイント11年連続で1位なんですが、減少傾向で数字としては過去最低です。 そして2位の旅行はマイナス4.6ポイントコロナをきっかけに減少しました。 では代わりにどんなものに使っているのかそれが3位の食品です。 しかも食品のなかでも普段食べる食品で数字としてはわずかですが、ここ5年で最も増えています。 これは物価高の影響なのでしょうか… 「Pontaリサーチ」の広報担当者にこの変化について聞いてみると、以前は預貯金に回していた分を普段食べる食品に使う傾向が出てきたのではと話しています。 ボーナスの使い道にも物価高の影響が出ているようです。